2025年の製油産業実態調査結果がまとまった。植物油業界の産業規模を表すもので、日本植物油協会会員社を対象とした昨年の売上金額は8547億円、前年比0.6%増だった。
▼内訳は植物油脂6204億円、4.4%増、油粕1828億円、10.3%減。油脂の販売数量は0.6%減と前年を下回ったが価格改定効果で4.4%増と伸長。3年ぶりに6000億円台に回復、過去最高だった2022年の水準に近づいた。一方で油粕は数量こそ3.3%増えたが、国際相場の軟化で販売金額は下落。オイル高ミール安の影響を色濃く受けた。
▼世界の食料価格推移を示す、FAOの食品価格指数は、直近9月で平均136㌽。品目別では穀物122.8、食肉127.9、乳製品119.1、砂糖114に対し植物油脂は198.6。バイオ燃料の強い需要に支えられ、植物油脂の価格上昇が際立っている。
▼帝国データバンクによると、10月の食品値上げ品目数は3153品。値上げラッシュは今月をピークに収束するとの見方もあるが、油価の上昇がボディーブローとなりつつある。食料品の消費税引き下げより、円安の修正こそ物価高対策につながるのでは。
