ネスレ日本は、新シリーズ「大人の健康計画」3製品を10月1日から全国のドラッグストアなどで発売し、無理せずに続けられる健康習慣を提案していく。
9月29日、新製品発表会に登壇した飲料事業本部ホワイトカップビジネス部の都間友紀子部長は「ヘルシー・ロンジェビティ(健康長寿)というのはこれからの生活者にとって重要なテーマになると考えており、グローバルで推進に向け動き出している。『大人の健康計画』シリーズは事業の柱にしたいという思いで育成していく」と力を込める。
発売する新製品は、「ネスカフェ プロテイン カフェラテ」「ネスカフェ GABA カフェインレス ラテ」「ネスレ おとなミロ 1日分の鉄分」の3品。ブランドを横断して健康を訴求するシリーズは初となる。
健康は大切にしたいが行動に移すことは難しいという、生活者の課題に着目し2023年から開発をスタートした。
同社が20~60代の全国の男女1000人に調査したところ、自分の健康への取り組みを「十分に実践できている」と答えたのは5.1%だった。加えて、全体の53%が「健康について考えること自体に疲れる」と回答したという。
健康について考えること自体に疲れてしまうことを同社は「健康疲れ」と名付け、今の生活のままで無理なくおいしく続けられる形を考えたという。
「健康を新しいタスクにするのではなく、毎日飲んでいるカフェラテや牛乳を一杯置き換えることを健康習慣の入口にしていただきたい」と語る。
メインユーザーは、健康を気にするが仕事や子育てなどで忙しい40代~50代を想定し、シリーズ名は大人が自分向けだと思えるよう「大人の健康計画」と名付けた。

発表会に登壇した予防医学研究者の石川善樹氏も、「自分に合って楽しいことは続けられる。今までやっていなかったことを突然始めるよりも、生活のルーティーンを見て行動をちょっとずつ改善すると進めやすくなる」と指摘する。
「『大人の健康計画』を通じて、健康づくりはおいしいし楽しいし手軽なんだと、健康に対するイメージ自体を変えてくれるのではないか」と期待を寄せる。
老年学者の島影真奈美氏も「日々の生活の積み重ねが、明日の健康、1年後や3年後の健康に関わってくる。頑張ってやろうと意気込むことではなく、頑張らないでやれることを続けることが大事」とコメントする。
3製品はそれぞれ含まれている成分ではなく、生活者の課題を起点にして考案した。
都間氏は「日中の生活で意識される体づくりの土台となる栄養としてたんぱく質、睡眠や休息に悩みを感じる方にGABA、食生活で気になる成分として鉄分を選んだ。いずれも独特な苦味などがあり、全体のバランスを含めておいしくなるよう時間をかけて開発した」と胸を張る。
「ネスレ おとなミロ 1日分の鉄分」は、袋タイプの既存商品「ネスレ ミロ オトナの甘さ」と中身は同じだが、商品名をリニューアルした。袋タイプも順次新しい商品名のパッケージに切り替えとなる。
「今もご好評いただいている一方で、大人向けであることが伝わりづらかった。1日分の鉄分が摂れることをよりダイレクトに伝えたいという思いもあり、リニューアルを行った」と説明する。
今回の3製品は「大人の健康計画」シリーズ第1弾として、発売後の反応を見ながら、第2弾以降の製品展開などを検討する。
「製品について丁寧にコミュニケーションしたいため、まずはドラッグストア等を中心に発売するが、より多くのお客様に届けるべくチャネルの拡大も考えている」と述べる。
今後の商品展開では「ネスカフェ」「ミロ」以外のブランドも視野に入れるほか、運動や休息など健康に関する情報発信などの包括的な施策も予定する。
「ネスカフェ プロテイン カフェラテ」「ネスカフェ GABA カフェインレス ラテ」「ネスレ おとなミロ 1日分の鉄分」はいずれも4本入りで希望小売価格は税込375円。スギ薬局、ベイシア、西友で10月1日から発売した。
11月1日からは30本入りをAmazonで発売。希望小売価格は税込2997円。
