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湖池屋、スナックに「第二章」の革新 外食の「揚げたてに近い味」目指した新製法の成形ポテトで中食市場に照準 10年かけ開発

 湖池屋は、スナック市場へ「プライドポテト」に次ぐ「第二章」の位置づけとなる革新を起こすべく、構想から10年かけて開発した新商品「金のポテト」を投入して成形ポテトカテゴリに本格参入する。

 同商品は、外食の揚げたてフライドポテトのやみつき感に着目して「揚げたてに近い味」を志向した国産じゃがいも100%マッシュのプレミアム成形ポテトスティック。

 需要急増の可能性もあることから、当面はエリアを1都6県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県)に絞って展開する。

「やみつき塩」(46g)と「王道のり塩」(同)の2品を取り揃える。
9月21日にコンビニで先行販売して、10月5日から販路をスーパーなどにも拡大していく。オンラインショップでも数量限定で取り扱う。

開発に携わった武島建悟R&D本部イノベーション開発部部長(左)と中島桃子マーケティング本部マーケティング部第2課課長代理(右)、佐藤章社長(中央)を囲む
開発に携わった武島建悟R&D本部イノベーション開発部部長(左)と中島桃子マーケティング本部マーケティング部第2課課長代理(右)、佐藤章社長(中央)を囲む

 9月17日、発表した佐藤章社長は「国産じゃがいも100%にこだわったプレミアムのポテトスティック。もっと言うと、レストランに出てくるフライドポテトやフレンチポテトを何とかスナックにできないかということで、ここ10年、新しい技術を用いてイノベーションを起こすつもりで作った」と力を込める。

 成形ポテトの一般的な生地づくりは、生じゃがいもを使わずに乾燥ポテトパウダーを使うやり方と生じゃがいもに乾燥ポテトパウダーを混ぜて水分を調整して成形するやり方に大別される。

 「金のポテト」の場合、前述のやり方を採用すると「我々が目指している本当の生のじゃがいもの旨さ、芋の濃さみたいなものがどうしても出せなかった」という。

 食で求められるような本格感を追求して編み出されたのが、特許出願中の「真空揚げたて製法」。同製法は以下の3つを特徴とする。

 ――蒸かした国産じゃがいもを丁寧に丸ごと潰してマッシュポテトにする。
 ――真空下で加熱しほどよく水分を抜くことで芋感をより濃く感じられるようにする。
 ――真空下でじっくりとフライすることで独自のサクッと香ばしい食感を実現。

 「狙ったのはまさに揚げたての味。噛んだ直後から味が追いかけてくる。賞味期限は10カ月ある。持ち運び可能で、車のホルダーやバックの中に入れて食べる、あるいは、お店で買って会社で食べるといった、いろいろな場面でお使いいただける」と語る。

 ホットスナックを連想させる新形状の小型箱容器を採用することで持ち運びしやすくして家庭外での喫食シーンも獲得していく。小型箱容器を採用したことで物流効率や棚効率にも寄与するとみられる。

 「金のポテト」が狙うのはスナック市場と12~13兆円あると推定される中食市場。
 売上目標は半期で10億円、初年度(通年)で20億円。

 「最近のお客様というのは海外の様々な食文化に接して、日本の誇れる食文化も再認識しているのだと思う。したがって和風味も出さないといけないし、ディップと合わせることも面白いと思う。いろいろな楽しみ方を提案し続けることが大事」と意欲をのぞかせる。

小池孝会長
小池孝会長

 冒頭挨拶した小池孝会長は「我々が受け継いできたのは単なるスナックの製造ではなく、日本のじゃがいもが持つ魅力を余すところなく引き出すこと。原材料の調達や食の未来については楽観できるものではないと考えているが、全国の生産者の皆様とともに歩んで日本のじゃがいもにこだわり抜くという信念を原点に、これからも貫き通していきたい」との考えを明らかにする。

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