逆光線(コラム)海苔に新たな列を

海苔に新たな列を

 8月21日から大阪中之島美術館で「フェルメール≪真珠の耳飾りの少女≫展」が開催されている。世界屈指の名画を一目見るべく、全国から訪れたファンたちが連日列をなしている。

▼同作は「青いターバンの少女」とも呼ばれ、その独特の「色」が人々を魅了してきた。今回の展覧会では作品の周囲を青い壁で彩り、新たな鑑賞体験を提供している。

▼来たる9月6日は海苔で健康推進委員会が制定し、日本記念日協会が正式登録した「黒い海苔の日」。東京と名古屋で全国の海苔商社らが中心となって記念イベントを実施し、全国のスーパー3000店舗以上でも特別な販促活動を展開する。海苔は古来から食され、故実に基づき2月6日が「海苔の日」とされている。2月3日の節分には、大阪天満宮で巻き寿司の一斉丸かぶりが行われ、チャリティーセールにも長い列ができる。

▼新たな記念日では質の良い海苔の特徴である「黒さ」を打ち出し、価格高騰で需要減退が進む国産海苔の復活を期す。韓国産が定着し、中国産も台頭するなか、消費を喚起して国産海苔を守るべく、生・販一丸で新たな列を作れるか。

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