加工食品乳製品・アイスクリーム「ガリガリ君」45周年で若...

「ガリガリ君」45周年で若返りへ 赤城乳業、秋冬は素材・食感を強化

 赤城乳業は今秋冬、クリーム系商品の強化と若年層との接点拡大を進める。濃い味わいやチョコレート、ソース、クッキーなど、素材や食感で満足感を高めた商品を相次ぎ投入。45周年を迎えた「ガリガリ君」でも新たな接点づくりに取り組み、秋冬需要の取り込みを図る。
 
 同社の6~8月初頭は天候影響などから売上が前年を下回って推移した。5月までは一定の進捗を確保していたが、前年より梅雨明けが遅れたことなどが影響した。物価高を背景にアイスの購買優先度が低下する中、足元では手ごろな価格で購入しやすく、素材などで満足感を高めたノベルティー商品が伸びているという。

 同社は「同じ価格なら、より満足感のあるものを選びたい」という消費者意識が強まっているとみる。特に、濃い味わいや複数の素材を組み合わせた商品が手に取られる傾向が強まっていることから、秋冬もこうした商品価値を打ち出す。

 もう一つの重点が若年層との接点づくりだ。「ガリガリ君」は顧客層が徐々に上の世代へ移行しており、現在の若年層は氷菓よりクリーム系を好む傾向もみられることから、変化する嗜好を捉えた商品や販促で若返りを図る。

 秋冬商品として「大人なガリガリ君もぎたてぶどう」(8月13日)、「同 濃い白いサワー」(9月10日)を投入。SNSを活用し、発売前から情報を段階的に発信するなど、話題づくりにも取り組む。

 クリーム系では「ミルクレア」「フロリダサンデー」「セルフクラッシュ」を強化する。「ミルクレア」は8月31日から「同 濃厚生キャラメル」の発売やポケモン30周年とミルクレア10周年を記念した限定パッケージも展開する。

 「フロリダサンデー」は9月上旬から「同チョコレート」を発売。同商品は手ごろな価格とボリューム感が30代以上の男性を中心に人気で、今秋冬はユニークなパッケージ企画やキャンペーン、駅内販促も予定している。

 「ガツン、と」シリーズは、定番のマルチみかんを8月下旬から秋冬仕立てで展開するほか、昨年好評だった「同 超みかん」を9月14日から果肉感を高めて投入。10月には新フレーバーの発売や菓子コラボ、インフルエンサー施策を予定。

 「セルフクラッシュ」2品は9月下旬からチョコチップやクッキーを増やし、ザクザクとした食感を強化する。

 新商品として、チョコレートパフ入りヨーグルトをイメージした「Ballin ヨーグルト味」(9月7日)を投入。同商品は営業部発の商品として約1年前から開発を進めてきたといい、韓国のトレンドを取り入れた目新しさが特徴。展示会での反応も上々のようで量販店を中心に採用が進んでいる。

「Ballin ヨーグルト味」
「Ballin ヨーグルト味」

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