日清食品チルドは、発売30周年を迎える「行列のできる店のラーメン」ブランドの活性化に注力する。2026年秋冬シーズンに向け、お祝い感のある厳選素材で仕上げた「こってり海老だし醤油」と「こってり鯛だし豚骨」を新発売。それぞれ東の逸品、西の逸品と銘打ち、店頭で東西食べ比べ企画などを実施し盛り上げる。

7月28日に秋冬向け新商品発表会を開催。冒頭、上和田公彦社長は「お客様に感動を与える商品を提供するため、チルド麺№1品質を目指していく」とあいさつした。開発方針は延安良夫取締役マーケティング部長が説明。秋冬のテーマには①残暑対策②若年層ユーザーの育成――の2点を掲げた。
①は昨年のマーケット動向をもとに立案。「市場データをみると、25年は猛暑・残暑で販売期間を延長した冷し中華は伸びたものの、規模の大きいラーメンは苦戦。その中でもつけ麺・まぜ麺は8~9月に需要が高まった」と振り返り、「今秋は『つけ麺の達人』と『まぜ麺の達人』の両ブランドで9月に増量企画、10~11月に『爆盛チャレンジ』企画を順次展開する」と述べた。
②はチルド麺が他の麺類(カップ麺、冷凍麺等)に比べて40代以下の購入率が低いとの課題意識がある。ただし、米の価格高騰による主食変化や節約志向の高まりを背景に、直近はチルド麺で若年層ユーザーの間口・奥行きともプラス傾向。同社では素材タイプの「麺の達人」をはじめ、「つけ麺の達人」「まぜ麺の達人」が支持を広げた。
若年層へのアプローチとして、「キーワードは『外食品質』『ボリューム』『トレンド』。30周年を迎える『行列のできる店のラーメン』で記念商品やプロモーションを展開し、お得感のある爆盛・増量企画でトライアルとリピートを喚起。さらに背徳・やみつきグルメなどのトレンドを意識した新商品を投入する」(延安取締役)とした。
つけ麺・まぜ麺にも注力
新商品・リニューアル品は9月から順次発売
「行列のできる店のラーメン」シリーズは、30周年を記念し“こってり”のおいしさを追求した2品を投入。「こってり海老だし醤油」は特選丸大豆醤油、北海道製造の海老だし、名古屋コーチンエキスを使用し、海老の香りをきかせた濃厚かつコク深いスープ。「こってり鯛だし豚骨」は宇和海産鯛エキス、九州産の黒豚エキス、赤穂産焼塩をあわせ、クリーミーでまろやかに仕上げた。2人前、希望小売価格は650円(税別、以下同)。
「まぜ麺の達人 大盛り油そば 2人前」はシリーズ品比で麺重量約1.4倍とボリューム満点。極太麺とラードのコクがきいた醤油ダレがよく絡む。530円。

トレンドを意識した新商品としてパンチのある2品を発売。「つけ麺の達人 スタミナ豚醤油 2人前」は香味野菜と豚の旨みをあわせ、にんにくをガツンときかせた。530円。「チルド 日清焼そばU.F.O. ぶっ濃い豚にんにく醤油 2人前」はにんにくと豚の旨みが詰まったタレと極太麺で背徳感のある旨さ。415円。
