加工食品即席麺・即席食品「サッポロ一番」発売60周...

「サッポロ一番」発売60周年 ひと手間でさらにおいしく 時流にあった提案で次世代に

 サンヨー食品の看板ブランド「サッポロ一番」。今年1月、シリーズの原点である「しょうゆ味」が発売60周年を迎えた。「みそラーメン」「塩らーめん」とのトリオは即席麺業界を代表するロングセラーだが、近年も積極的なプロモーションや商品展開が奏功し、袋麺カテゴリーのトップブランドを堅持する。

 マーケティング本部サッポロ一番グループの川井理江課長は「『サッポロ一番』はどんな食材とも合わせやすく、ひと手間かけることで完成するおいしさが最大の魅力。これからも世代を超えて愛されるブランドに育てていく」と話した。

 「サッポロ一番」の開発では、多様な食材を使ったアレンジのしやすさに加え、「毎日食べても飽きない味わい」「食べたことが記憶に残る味わい」を目指しているという。

 定番3品もスープのおいしさはもちろんのこと、それぞれ異なる種類の練り込み麺や別添の小袋を採用するなど、三者三様の個性が光っている。

 「しょうゆ味」は、麺に醤油を練り込むことで、茹でている時から香ばしさが感じられ、コクのあるスープとも相性抜群。別添の特製スパイスで風味が増す。今春は60周年にあわせてパッケージデザインをリニューアル。キーカラーである赤色とロゴの緑色の色味を明るくし、サイズを大きめに調整、躍動感と王道感のある若々しいイメージを強化した。

 「みそラーメン」は、8種の味噌をブレンドして香味野菜をきかせたスープが絶妙な味わい。味噌を練り込んだ楕円形の麺はつるっとした食感で、別添の七味スパイスが全体を引き締める。

 「塩らーめん」は、スッキリしながらも印象的な味わいのコク深いスープ。山芋の粉を練り込んだ麺は白さが際立ち、モチモチした食感も特長。別添の切り胡麻も人気の秘訣。洋風などアレンジメニューの幅広さも強み。

「サッポロ一番 みそラーメン」「同 塩らーめん」
「サッポロ一番 みそラーメン」「同 塩らーめん」

 近年のプロモーション施策として、2024年春からロングセラーならではのCM「ずっと好きだったんだぜ。」シリーズを展開。「サッポロ一番」Loverの著名人がリレー形式でつないでいる。

 川井課長は「出演者が『サッポロ一番』を好きな気持ちがダイレクトに伝わり、お客様の共感を呼んでいるようだ。リマインド効果もみられ、普段は『みそ』ファンの方が『塩』を購入したり、逆に『塩』ファンの方が『みそ』を久しぶりに試したり、購買シーンの広がりにも効果が出た」と話す。

 定番3品を主力としつつ、シリーズのラインアップを年々拡充していることもポイント。「塩とんこつらーめん」(15年発売)はここ数年来伸長を続けており、豚骨志向のユーザー支持を着実に高めている。「減塩」シリーズ(23年発売)はみそ・塩の2品展開。健康を気づかうアクティブシニア層に加え、子ども向けに購入する母親も多いという。「極辛 味噌旨タンメン」(25年発売)は辛い物ブームに着目して商品化、若い世代の購入比率が高い。

 川井課長は「即席袋麺のトップブランドとして、幅広い世代のライフスタイルや嗜好の変化に応えていく」と説明する。

 当面の方針は「アニバーサリーイヤーの『しょうゆ味』を活性化すると同時に、中長期的な視点で『サッポロ一番』シリーズの喫食体験を次世代に引き継いでいきたい。2年後には『みそラーメン』の発売60周年が控える。これまでお客様にご支持いただいているおいしさを守りつつ、時代に合ったブランドコミュニケーションやフレーバー展開で食卓への登場頻度アップを目指す」とした。

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