群馬クレインサンダーズは6月21日の「父の日」、味の素AGF・AGF関東・スリーピースとの4者共催で群馬県立赤城森林公園「赤城ふれあいの森」(群馬県前橋市)にてイベントを開催してファンと交流した。
群馬クレインサンダーズが2010年設立当初から掲げる社会的責任イニシアティブ「クレインサンダーズ恩返し」の一環。
ファンや地域への感謝の気持ちとして実施するイベントに、オフィシャルパートナーである味の素AGFグループらが協力した。
この日、イベントに参加したのは一般公募から抽選で選ばれた13組26人の親子(父と子ども)。谷口大智選手、メディカルトレーナーの伊達穂(みのり)さんとともに丸太切りやコーヒー焙煎などを楽しんだ。

取材に応じた谷口選手も「今日は私自身が楽しむことに全振りした」と語る。
谷口選手が特に楽しむことを意識したのは、あるB.LEAGUEの試合を初観戦した子どもから寄せられた「楽しめなかった」との声をSNSで知ってからだという。
「選手も真剣なので、子どもからすると、選手の真剣さを怖いと捉えられてしまったのかもしれない。我々にとっては60試合のうちの1試合だが、その1試合のために、はるばる遠くからお越し下さったり、お金を貯められたりされているお客様のことを考えると、やはりバスケットボールだけをしていればいいという考えではダメだということに初めて気が付いた」と述べる。

群馬クレインサンダーズでは、ファンサービスを意識し、群馬県太田市をベースに「地域を元気にするスポーツチーム」を目標に活動している。
チームの活躍に加えて、様々な社会貢献活動を継続していることで群馬県内での認知はうなぎのぼりだという。
群馬クレインサンダーズを運営する株式会社群馬クレインサンダーズの阿久澤毅社長は、本拠地・オープンハウスアリーナ太田(群馬県太田市)の来場客層について「統計上、親子連れや女性、祖父母を含めたファミリー層など、幅広い層に来場いただいている。特に40代のファミリー層が増えており、今後の普及や将来のファン拡大を考えると非常にいい傾向だ」と捉えている。

味の素AGFの中澤正規常務執行役員も試合を観戦し、群馬クレインサンダーズファンの裾野の広さに期待を寄せる。
「年々ファンが増えているように感じられる。試合会場は選手との物理的な距離も近く、小さなお子さまから年配の夫婦まで、同じユニフォームを着て声援を送る姿が見られた。こうした盛り上げの一端を担えることは、地域社会の貢献という点でも非常に意義がある」と中澤常務は力を込める。

味の素AGFは、群馬県太田市にグループ会社で東の生産拠点のAGF関東を構える。AGF関東は1995年、当時のグリーンパック社として稼働を開始した。AGF関東としても、近年注力している次世代のファンづくりの一環として、群馬クレインサンダーズとの取り組みに期待を寄せる。6月には、AGF関東の見学施設内に群馬クレインサンダーズのコーナーを新設した。
ここにはLEDでオープンハウスアリーナ太田を演出した棚に、選手のサイン入りのポスターやイベント用の特別Tシャツ、帽子などのグッズが並ぶ。
AGF関東の宮本啓史社長は「コーナー拡張の案もあり、群馬クレインサンダーズと継続的にさまざまな取り組みを進めていきたい。ファンの方が工場見学に来られたときに、ここでしか入手できないお土産を用意するなど来場者に楽しんでいただける工夫をスタッフとともに検討している」と意欲をのぞかせる。

