流通・飲食小売ボランタリーチェーン協会 ...
エコプロ2026

ボランタリーチェーン協会 創立60周年記念大会 「地域商業を守る基礎に」

 日本ボランタリーチェーン協会は6月4日、創立60周年記念大会を都内のホテルで開催した。

 記念式典で井原實会長があいさつ。「過去60年を振り返ると、わが国の経済は数多くの試練を乗り越えてきた。その間、地域に根を張るわれわれ中小小売業者と協会本部が一体となって支え合うボランタリーチェーンの結束力が、地域商業を守る基礎になったと確信している。それぞれが生産性を高め、地域の暮らしを支えるという志は、60年間一度も揺らぐことはなかった。次の10年も原点を大切にして進んでいきたい」などと述べた。

 冒頭では明治大学専門職大学院の白鳥和生教授が協会の歩みを紹介。「60年前に日本で大型店が成長し始めたころ、中小小売店は近代化の一環でボランタリーチェーン協会を設立。趣旨は共同仕入れや共同物流でスケールメリットを生かすことだった。2000年代はフランチャイズビジネスが台頭し、会員店舗は独自性を維持しつつ協力できる部分を模索した」などとし、「これから先の10年はAIの進展や地政学リスクの高まりが顕在化する中、世代交代を進めなければならない。正会員、行政関係、賛助会員らが手を携えてボランタリーシップを発揮する必要がある」と語った。

 次いで功労者表彰を実施した。経済産業大臣表彰は同省の浅井俊隆大臣官房審議官、中小企業長官表彰は同庁の伊奈友子経済支援部商業課長、農林水産省大臣官房総括審議官表彰は同省の河南健大臣官房統括審議官がそれぞれ受賞者に表彰状等を授与し、井原会長は全国の組合理事長らを多年にわたる功績等で表彰した。

 受賞者を代表して協会の平野実代表理事副会長が登壇。関係各位に感謝を述べた後「近年は会員の数こそ減ったが、私自身は独立・自助・協調・共助という4つの理念にもとづきボランタリーチェーンの活動に取り組んできた」と述べた。

関連記事

インタビュー特集