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近鉄百貨店 ハルカス惣菜売場大リニューアル 近商ストアは惣菜新業態で出店

 近鉄百貨店は4月29日、旗艦店「あべのハルカス近鉄本店」地下2階の惣菜売場を、2014年の全面開業以来初の大規模改装を実施しオープンした。惣菜店は百貨店初出店など全国から16の新たな惣菜ブランドが加わり「日本最大級」(同社)となる66ブランドに拡充させた。

 グループ近商ストアの百貨店向け新業態や、ほっかほっか亭の昨年の万博で人気を博したワンハンド弁当初の常設店、ドンク初の「ライブキッチン」を備えた店舗などを導入し、売場全体は「買い回りのし易さ」(辻井寿明食料品部長)に重点を置いた改装を実施し、若年層やランチ需要のオフィスワーカーなどを新たに取り込み、惣菜売上高は「関西ナンバーワン」(同)を目指す。

 近鉄百貨店は中期経営計画25~28で、旗艦店ハルカスのリモデルを重点施策に掲げており、その大きな柱の一つが惣菜売場のリモデル。百の感動の価値「百“価”店」を掲げ、今回の大改装を「ゴールに向けた大きな一歩」(同)に位置付ける。

 ウイング館地下2階の惣菜売場面積の約6割を改装。特に厨房を9階に移設することで、客の回遊性を高めた。これまでは数か所に厨房がありライブ感などはあったが、消防法で天井まで壁があったため、客から売場の先が見通しにくく、客の買い回りを妨げていた。

 新規店では、グループの近商ストアが惣菜の百貨店向け新業態「ハーベスデリ」の1号店を開設。グループの都ホテル四日市の四川料理長が監修した数量限定の「至福のエビチリ」など百貨店向け商品を20品開発し、今後はサラダなどを加え、30品体制の構築を図る。

 ほっかほっか亭は、新ブランド「ワンハンドBENTO by ほっかほっか亭」で、昨年の万博出展で計画の170%の累計22万食を販売したワンハンド弁当各種の他、ワンハンドの生春巻きやクレープを初の冷蔵商品で販売する。ドンクは初の「ライブキッチン」を設置し、焼き立てパンの試食や食べ方提案を行うなど、「(客と)親交を深め、納得して購入いただく」(同社)。

 その他、冷めてもおいしい食感にこだわった生春巻き専門店「lamp」、広島・宮島名物「煮あなごめし」などを販売する老舗旅館「錦水館」の百貨店初店舗など、新規のうち半分以上の9店舗が百貨店初出店となった。

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