飲料嗜好飲料サザコーヒー、德川慶喜公を...

サザコーヒー、德川慶喜公をイメージした「将軍珈琲」を拡充・進化

 サザコーヒーは、江戸幕府最後の将軍・德川慶喜公をイメージした「将軍珈琲」を再考し拡充・進化させる。

 「将軍珈琲」は、1867年に徳川慶喜公が江戸幕府を代表し欧米公使と開港交渉の際にフランス人料理人を雇い欧米の公使に供した将軍コーヒーを現代風に再現したもの。

 徳川慶喜公の曾孫である徳川慶朝氏(故人 徳川慶喜家当主)が焙煎修行を経て焙煎を担当した。
 再現にあたり、同社は幕末の文献を徹底調査し、インドネシア産のコーヒー豆などを当時のフランス風に焙煎したが、当時のスマトラにコーヒー豆が植わっていなかったことが最近になって判明したという。

 12月22日、取材に応じた鈴木太郎社長は「サビ病のパンデミックで低地に植わるティピカ品種のジャワコーヒーは全滅し、その後、スマトラに植わるのは、ポルトガル領であった東ティモールで見つかった ハイブリッドティモール種なども加わることとなる」と説明する。

 サビ病で低地に植わるコーヒーが全滅した一方で、標高の高いところに植わるコーヒーは生き残ったとされることから、鈴木社長も社員とともにインドネシアを訪れ、生き残ったコーヒーを探索している。

 「現在、インドネシアのスラバヤにあるチプトラ大学の協力のもとルーツの探索に取り組んでいる。ロマン溢れる昔のジャワコーヒーや『コピ・ルアク』にも興味がある」と語る。

 「将軍珈琲」が徳川慶朝氏(故人)とのご縁で開発されたものであるのに対して、2月に発売開始した「プリンセス将軍珈琲」は、德川慶喜公の玄孫である山岸美喜氏が焙煎監修したものとなる。

 德川慶喜公と一緒に極上の一杯を楽しむひとときをイメージしてコロンビアのカツーラ・チロソという品種を100%使用して開発された。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。