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キユーピー 髙宮社長が店頭で推奨販売
買い物客とのリアル接点を重視

 キユーピーは「キユーピー マヨネーズ」の100周年企画として、髙宮満社長による店頭での推奨販売を実施した。髙宮社長は10月19日、横浜市青葉区の三和 子供の国店の店頭に立ち、「キユーピー マヨネーズ」や「ヴェルデ」「アヲハタ 55ジャム」といったグループ商品を使ったアレンジ手法“まぜマヨ”を買い物客に提案。店頭に立つのは15年ぶりという髙宮社長は「お客様と商品を結びつける要素の1つが現場。主役のお客さまに当社グループの商品の魅力を押しつけることなくお伝えしなければいけない。店頭では限られた時間を大切にしたかった。お客様とのコミュニケーションで得た情報は財産だ」と話した。

 同社では「キユーピー マヨネーズ」100周年の節目としてグループ合同推奨販売を実施。今回の髙宮社長による店頭での推奨販売は、EC化が進む食品業界で経営トップ自らが消費者と対話する「リアル接点」の価値をあらためて定義することなどを目的としたものだ。同時に106年におよぶ企業の歴史と国産マヨネーズの製造販売で100年の歴史がある同社から、ユーザーに対する“感謝”を具現化した。

「SIW」で都市農の可能性を議論

 髙宮社長は10月30日、渋谷区内で開かれた「SOCIAL INNOVATION WEEK 2025」のトークセッションに登壇。渋谷区長の長谷部健氏、渋谷未来デザインの理事・事務局長の長田新子氏、東京大学高齢社会総合研究機構機構長の飯島勝矢氏、東京大学都市工学科教授の小泉秀樹氏とともに、進行中の「SHIBUYA Urban Farming Project」を通じた渋谷区の未来像と課題、プロジェクトがもたらす可能性について議論した。

 トークセッションで食と農の取り組みを披露
トークセッションで食と農の取り組みを披露

 セッションは「食と農がつなぐ健康都市デザイン」をテーマに意見交換が進み、髙宮社長は自社のサステナブルに対する姿勢や「SHIBUYA Urban Farming Project」での食育などの取り組みを報告。自らが講師を務めた小学生対象の出前マヨネーズ教室で得た経験も紹介した。髙宮社長は「小学生とのコミュニケーションを通じて、触れ合うこと、会話すること、作ることが大切と実感した。ブロッコリーが嫌いな子どもも自分が作ったマヨネーズを付けると食べられるようになる。このような取り組みをさらに広げていきたいと思った」と話した。

 会場ではキユーピー、アヲハタと渋谷未来デザイン、スマドリのコラボによる野菜をベースとしたドリンク3種を販売。「飲むサラダ」をコンセプトに野菜とフルーツを掛け合わせるなどし、野菜不足の20~30代の人達に向けて提案した。会期中は学生アンバサダーがブースに立ち、3日間で計60杯を提供。今後も渋谷区内のイベント出店を予定しているという。

SIWで販売したドリンク
SIWで販売したドリンク

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