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甘酒市場、回復基調 「森永甘酒」の牽引役は「糖質オフ」

 「森永甘酒」の牽引役は今年2月にリニューアル発売した「甘酒 糖質50%オフ」。既存の「甘酒 糖質30%オフ」と差し替えで、さらに糖質を下げた商品となる。新たに医師へのヒアリングを行い、「医師の推奨意向」マークを記載している。

 森永製菓のマーケティング本部食品マーケティング部の熊野貴文氏は「糖質オフの甘酒は限られており、差別化できている商品で、春夏の伸長率が高かった。これまで糖質を気にされて甘酒を買わなかった方が、買うきっかけになっている。リピートが多い」と語る。

 夏場は、「冷やし甘酒」と「スパークリング甘酒」が熱中症対策ニーズもあり好評を博した。

 特許取得の「スパークリング甘酒」は、昨夏の長期化を受けて昨年より販売期間を延長したところ純増となった。

 「『森永甘酒』のメーンユーザーよりも下の世代の20~40代を獲得できており、ブランドの間口を広げている」と胸を張る。

 同様に春夏で好調だったのは「甘酒粉末タイプ」。著名人が愛飲しているという自発的な発信や、アレンジに使いやすい汎用性、経済性など複数の要因で支持が拡大しているという。

 汎用性については、「甘酒粉末タイプ」をヨーグルトに入れるなどの動きがユーザーの声から浮き彫りとなり「普段の食生活に発酵食品をプラスすることで、より健康的な食事になるという考えがお客様に根付きつつある」とみている。

 今後の甘酒市場は、発酵食品への注目や気候の変化に商機を見いだす。

 「発酵食品が世間的にも見直されていることで、甘酒市場の追い風になるのではないか。夏と冬が長くなる二季化も、熱中症対策と冬場のホット飲用で甘酒を飲むシーンを増やすチャンスがある。初めて飲む方にも、飲んだことがある方にも改めて飲用の機会を作っていきたい。甘酒が季節催事の風物詩になったらうれしい」と期待を寄せる。

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