飲み終わった飲料ペットボトル(PET)や缶容器を回収してリサイクルするために設置されるリサイクルボックスの裏など見えにくい場所に飲み終わった使用済みPETを置く――。
正面からは使用済みPETが散乱していることが分からないことから、日本コカ・コーラはこれを「隠れ崩壊型の崩壊リサイクルボックス」と表現。
10月17日から19日までの3日間、渋谷道玄坂広場(東京都渋谷区)で「崩壊リサイクルボックスをなくそう展」と題したイベントを開催して、リサイクルボックスの周りにPETといった何気ない行為がリサイクルを著しく阻害しうることの気づきを与え、やんわりと“やめて!”と呼びかけた。
会場には「隠れ崩壊型」のほか「口開き型」「触角型」「お供え型」と名付けられた「崩壊リサイクルボックス」などを展示した。
飲料業界では、使用済みPETをきれいな状態で回収・リサイクルすることで再びPETとして使用する「ボトルtoボトル」と呼ばれるPETの100%有効利用に取り組み、タバコの吸い殻やテイクアウトカップといった飲料容器以外の異物混入は100%有効利用の大きな阻害要因となっている。
イベントでは、異物混入により回収機能を果たせなくなった状態をよくないこととして生活者に印象づけるため「崩壊」とネーミングした。












