三菱食品は子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズ、三菱商事プラスチックの協力のもと、不要となった物流資材をリサイクルする資源循環スキームを確立した。
関東エリアでプラスチック資源循環の取り組みを開始し、将来的には全国の物流拠点に拡大する計画。バージンプラスチックの使用量削減によるCO2排出量削減に貢献する。
物流現場で使用後、廃棄される折りたたみコンテナ(折りコン)を回収し、再生材ペレットに加工。これをバージンプラスチックに配合し、再生材使用のリサイクル折りコンに再商品化する。
25年7月から取り組みがスタートしており、1000枚の廃棄折りコンをリサイクルすることで約2.8tのプラスチック資源循環に貢献する。プラスチック資源の有効活用とCO2排出量の削減につなげる。
今後は関東エリアでの成果を踏まえ、折りコンリサイクルを全国の物流拠点に拡大し、循環型社会の実現に向けた取り組みを強化する。
三菱食品グループは、2030年目標としてCO2排出量60%削減(16年度対比)を掲げ、持続可能な社会の構築を目指す。