日本ハム冷凍食品は、2025年秋冬シーズンに向け、お弁当用で定番人気の「ソースキャベツメンチカツ」「たれづけ竜田揚げ」「お肉で巻いたチーズ」「タレづけカツ」の4品にボリュームパック(VP)を追加、順次発売する。節約志向が高まるなかでお買い得感を演出しながら、お弁当用だけでなくおかずにも利用シーンを広げていきたい考えだ。
8月4日開催した発表会の席上。阪本将文社長は「冷凍食品業界は弁当から主食まで活躍の場を広げている。当社は日本ハムグループの強みも生かして存在感を発揮していきたい」などと話した。
秋冬向け商品の注目はお弁当用の大容量パックだ。既存の市場ではトレー入りの小容量タイプが主流だが、トレーなしの大容量パックを追加で提案する。同社は「節約志向の高まりで食品は数量減の傾向が続いている。お買い得感や買いやすさを感じていただくことが重要」と判断した。
「ソースキャベツメンチカツ」の場合、店頭の想定売価はトレー入りの既存品(6個入)で200円前後のところ、VP(24個入)は600円前後とお得になる見込み。
パッケージは既存品のデザインを踏襲しつつ、「大容量パック」のロゴを大きく配し、「ソースキャベツメンチカツ」と「タレづけカツ」は新潟工場製造、「たれづけ竜田揚げ」は宮崎工場製造、「お肉で巻いたチーズ」は北海道工場製造のロゴも入れた。いずれも自然解凍が可能。
売り場はお弁当だけでなくおかずも想定。アレンジ料理や食卓のもう1品にも使いやすいことをアピールしていく。9~10月の期間、お弁当商材を対象にした消費者キャンペーンも実施。
スナックでは日本ハムグループの主力ブランドを活用した商品を展開。「シャウエッセンドッグ」は2個入りから1個入りに刷新。中具のウインナーをボリュームアップしつつ、1個入りで利用しやすくした。「チキチキボーン味の骨なしフライドチキンサンド」を新発売。11種類のスパイスを使用した「チキチキボーン」を自家製の生地でサンドした。1個入。2品とも電子レンジの簡単調理。
「シェフの厨房」ブランドで「チキンステーキ 1個入」をラインアップ。直火で炙ったジューシーな鶏もも肉を楽しめる。