豆乳生産量 上半期7%増と急回復 若年層にソイラテ人気も

日本豆乳協会調べによる今年1~6月期の豆乳類全体の生産量は、前年同期比107.1%の20万7511㎘と大幅な回復を示した。

品目別では、2008年から増加している「豆乳(無調整)」は110.9%の7万612㎘とさらに伸ばし、最大カテゴリーの「調製豆乳」も105.1%の9万7037㎘と堅調。「果汁入り豆乳飲料」は105.8%の8409㎘、コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は101.8%の2万3843㎘。主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーも7610㎘(120.8%)となった。

拡大要因として、協会では「生活者における健康的な食生活への意識の強まりや、栄養バランスやたんぱく質摂取、機能性成分(イソフラボンなど)への理解の深まり」を挙げている。

特に、上半期で過去最高の生産量だった無調整豆乳は、植物性たんぱく質が豊富で健康に良いということが最も多く支持された理由となっている。

また、コーヒー・紅茶に豆乳を混ぜて飲む「ソイラテ」や料理への活用、スイーツ・プリンなどのフレーバー展開によって購入機会や利用シーンが広がり、特に若年層にソイラテ人気が進んでいる。