植物性だし「MIRA-Dashi」 常温保管の粉末タイプ発売 海外展開も推進 不二製油

不二製油は、動物性原料や香料不使用の植物性だし「MIRA-Dashi(ミラダシ)」シリーズから、常温保存可能な粉末タイプを発売した。

新たに発売する「MIRA-Dashi C820P」は、白湯タイプの「MIRA-Dashi C800」の粉末タイプ。常温での流通・保管が可能で、賞味期限は360日。国内のみならず海外輸出の展開も広がる。荷姿は10㎏袋。

不二製油は「植物性素材のおいしさと健康を追求し、サステナブルな食の未来を共創する」ことをグループビジョンに掲げて、新たな食の価値の提案を目指している。大豆たん白と油脂の技術融合により生まれた技術ブランド「MIRACORE」は、植物性素材だけで動物性食品特有の満足感・風味を実現。植物性だし「MIRA-Dashi」シリーズは、チキン、ビーフ、白湯、カツオ、貝タイプの5種類を展開。ラーメンをはじめ和洋中の幅広い料理に利用され、高まるインバウンド需要を捉え、外食店やホテルでの採用が広がっている。

海外でもラーメン人気が高まるなか、植物性由来の「MIRA-Dashi」への注目は増しているが、チルド帯での流通・保管が課題となっていた。

今回、新たに粉末タイプが加わったことで、植物性だしの海外展開を推進。植物性素材の知見を生かした製品開発で、国内でのインバウンド需要のみならず、ラーメンをはじめとした日本の食文化の海外輸出にも力を入れる。