スキムミルクから除菌ウエットティッシュ 初のアップサイクルに挑戦 雪印メグミルク

雪印メグミルクは、初のアップサイクル製品として「スキムミルク由来の除菌ウエットティッシュ」を製作し、5月から開催中の創業100周年記念イベントで配布している。

今回、袋の破損により出荷できなくなった北海道産スキムミルクを発酵させてエタノールを生成し、除菌成分として活用。不織布には生分解性セルロース素材を採用するなど、天然由来成分99%以上の環境配慮型商品に仕上げた。製造はファーメンステーション(千葉県)と連携している。

ウエットティッシュは、全国各地で開催される「ミルクフェスティバル」の「サステナビリティクイズ」参加賞として配布。5月17日に、こどもの国(神奈川県)で初開催し今後は全国8工場で順次展開。子どもから大人まで、クイズを通じてアップサイクルやリサイクルへの理解を促す。

同社は「次の100年に向け、社会課題に向き合い、資源循環とイノベーションに取り組んでいく」としている。