9.3 C
Tokyo
9 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
流通・飲食小売日本チェーンストア協会 尾﨑会長 社会課題の解決へ 期待に応える

日本チェーンストア協会 尾﨑会長 社会課題の解決へ 期待に応える

日本チェーンストア協会は5月16日にホテルニューオータニで総会と会見を開き、尾﨑英雄会長(フジ会長)が令和7年度の事業計画を発表した。

重点事項は「運営基盤の強化、会員サービスの一層の充実とデジタル化の推進」「自由で活力のある事業環境の確保」「人材の確保・活用への取り組み」「物流対策への取り組み」の4つ。

尾﨑会長は、消費者物価指数の上昇、実質賃金の減少、生鮮品やコメの値上がりによって「消費者の節約志向は非常に根強い」とする一方、会員企業はエネルギー、資材、仕入原価の上昇、2024年物流問題への対応などを迫られながら「積極的な賃上げに取り組んできた」と評価。

昨年の就任から1年を振り返り、「消費者に一番近い存在として、チェーンストアと流通産業に対する国や行政の期待がかつてなく高まっている」との所感を述べ、食品の適正な価格形成、食品供給システム、社会保障や環境問題、地方経済の持続可能性といった社会課題について「解決に一層貢献できるとの期待に応えたい」と語った。

会見後の記念パーティーでは、古賀友一郎経済産業副大臣、滝波宏文農林水産副大臣が祝辞を述べ、吉永智征Mizkan社長兼CEOが乾杯の発声を務めた。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。