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イオン「福島鮮魚便」 東海エリアで初の常設 安心をアピール

イオンリテールで福島県の旬の鮮魚を販売する「福島鮮魚便」の東海エリア初の常設展開が4月10日、名古屋市西区のイオンスタイルワンダーシティで始まった。

「福島鮮魚便」は、東日本大震災の後、風評被害を受けた福島県の水産物を広くPRし、販路と消費拡大を目指して18年にスタートした。関東を中心に16店舗で常設展開しており、専任の販売員が対面で鮮魚の調理法や福島の現状などを説明しながら販売している。

東海エリアでは毎月1回、限定販売を行ってきたが、福島県の漁港での水揚げが徐々に回復しており、より多くの人に福島の水産物の魅力を知ってもらうため、常設展開に踏み切った。店頭では、福島まで足を運んで鮮魚について学んだ専任の販売員が配置され、お祝いの席でふるまわれるカナガシラをはじめナメタカレイ、アナゴ、アンコウなど新鮮な魚を販売。ヒラメとメヒカリのちらし寿司の試食も用意した。

この日は、福島県の平田豊彦水産課課長、福島県漁業協同組合連合会の鈴木哲二専務理事、イオンリテール食品本部水産商品部の松本金蔵シニアアドバイザーが出席、取り組みについて紹介した。

松本シニアアドバイザーは「福島は震災で甚大な被害を受けた。当時は、同じ八丈島で獲れたカツオが、千葉の銚子港で㎏1000円だったのが、福島の小名浜港で水揚げされると㎏100円で取引された。これはおかしいと思い、安全性を担保したうえで販売に乗り出したのが始まり」と話した。

平田課長は「福島では黒潮と親潮がぶつかる豊かな漁場で獲れた魚は、常磐ものと呼ばれている。震災後は水産物の安心安全の確保に取り組み、流通の再構築を図ってきた」と話し、鈴木専務理事は「24年は、約660万tの水揚げがあり、今後も水揚げ量の拡大を計画している。名古屋の人にも常磐もののおいしさを感じてもらいたい」と話した。

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