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流通・飲食「ヤマイチ」の強み発揮 山菜や地場食材の提案強化 山一商事

「ヤマイチ」の強み発揮 山菜や地場食材の提案強化 山一商事

岐阜県高山市の業務用卸・山一商事は3月5日・6日、「2025年 春季総合食品展示会」を開催、メーカー約80社が出展した。

同社の展示会は、コロナ禍の影響でここ数年は年1回開催となっていたが、今年から春と秋の年2回に戻した。今回は「100周年前夜祭 ありがとうの気持ち ドーンと伝えます!」と銘打ち、今年創業100周年を迎える山一商事の現在の注力施策や今後の方向性を取引先・得意先に向けて発信。観光都市である飛騨高山のユーザーの課題解決につながる商品提案に努めた。

山一オリジナル企画・特設ブースでは「ヤマイチ自社ブランド」「最新ヤマイチセレクション」「岐阜県内の食材、大発掘」「イチオシ衛生用品コーナー」「本格!簡単!和食ビュッフェ!」を用意。

ヤマイチ自社ブランドでは、祖業である山菜を中心とした「ツキイチ」ブランドや、人気のなめ茸商品「スタミナ1番」シリーズを紹介。

「ツキイチ」では、差別化商材として今春より本格展開する「お刺身山菜」や「国産水煮たらの芽」などをPR。また「スタミナ1番」シリーズでは、新商品の「スタミナ1番 ウメボシ」が登場。試食を交え、採用を呼びかけた。

最新ヤマイチセレクションコーナーでは、同社が自信を持ってユーザーにすすめる「ヤマイチセレクション」の中から、スクランブルエッグ、やきそば、コロッケ、たこ焼き、冷凍野菜の食べ比べを実施。サイズや価格帯、メーカー別など、ユーザーの評価やニーズを分析し、今後のラインアップの見直しや強化につなげていくという。

100年の歴史を伝える写真の前で山下喜一郎社長
100年の歴史を伝える写真の前で山下喜一郎社長

また、地場卸として飛騨高山を中心とする岐阜県内の食材を深掘り。長年、自社製造部門を持っていた経験を生かし、衛生用品についてもこだわりの提案を図った。

インバウンドを中心とした旅行者が増加していることを受け、和食メニューや食材をビュッフェ形式で紹介。ジーエフシー、池島フーズ、愛知県淡水養殖漁業協同組合、太堀、ケンコーマヨネーズ、アサダの6社が合同企画としてコーナーを設けた。

商談・休憩コーナーには、「ヤマイチの100年 ミニ写真展」と題したパネルを設置。来場者の注目を集めた。

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