11.1 C
Tokyo
11 C
Osaka
2025 / 12 / 17 水曜日
ログイン
English
農水畜産業野菜京野菜の知名度向上にひと役 味の素と京都府・市

京野菜の知名度向上にひと役 味の素と京都府・市

味の素は京都府などと連携し先月22日、イオン京都洛南店(京都市南区)で「ALL近畿 ラブベジ」イベントを開催した。

近畿2府4県と3政令市の協力で作成したレシピブックをエリア内のイオンリテール、ダイエー、光洋176店で配布。オイスターソースで作る「奇跡の肉野菜炒め」など15分で完成し野菜とたんぱく質が多く摂れる7つのレシピを掲載する。「春野菜が、よりおいしく食べられるメニューを紹介している」(大阪支社)。

この日は京野菜にスポットを当て、聖護院大根の重さ当てクイズ、金時にんじんと西洋にんじんの食べ比べなどを実施、週末の買い物に訪れた親子連れなどで賑わった。

イベントの主な狙いは府民の健康増進だが、それだけではない。京都府農林水産部は「九条ねぎは知っていても、えびいもは見たことがないという地元の人も意外に多い。大手メーカーが一緒にイベントを実施することで、多くの人の目に触れることができる」と知名度向上へ期待を示す。

一方、他産地の野菜と同様、昨今の気候変動による不作や高齢化に伴う担い手不足といった問題も抱える。需要に対し供給が十分でないという状況もあり、「生産面でのサポートを充実させる」(農林水産部)。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。