16.9 C
Tokyo
15 C
Osaka
2025 / 10 / 31 金曜日
English
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

麦芽・ホップの持続的調達へ「フィールドマネジメント」 サッポロビールが独自活動

サッポロビールは、ビールの主原料である麦芽、ホップの新たな調達活動に着手した。

ビールの品質や原料調達の安定化を目指す同社では、協働契約栽培を中心とした独自の調達活動を推進してきた。今回は従来の活動に加えて、世界的な気候変動に起因する環境変化への対応を一層強化。サステナビリティ課題の解決を目指した活動「フィールドマネジメント」に取り組む。

品質、安定調達、環境との調和、社会との共栄を掲げた総合的な原料調達活動を担うのは、育種や栽培、加工の知識と経験を有する麦芽とホップのプロフェッショナル「フィールドマネージャー」。世界中の生産者を訪問し、麦芽やホップに関する有用情報の提供や支援を実施。さらに、地域や生産者ごとに作成した「フィールドカルテ」を用い、持続可能な原料調達につながる情報を収集する。

「ヱビス クリエイティブブリュー マリアージュブラン」
「ヱビス クリエイティブブリュー マリアージュブラン」

またこれらの活動を通して、高齢化による後継者不足などさまざまな課題に直面する日本の大麦やホップの栽培振興にも取り組んでいる。

活動成果のひとつである麦芽「クライムトレイス」を使用したビール「マリアージュブラン」(缶・樽)を、ヱビスブランドの高価格ライン「クリエイティブ・ブリュー」シリーズから4月22日に数量限定で発売する。クライムトレイスは、高品質とともに環境への負荷低減を実現した麦芽。これを使用した製品の全国発売は国内では初めて。

関連記事

話題の記事

インタビュー特集

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

明星食品 新提案「麺の明星 主食麺宣言!」 4つの軸の袋麺アレンジで食事性アップ

明星食品は、こだわりの麺技術で開発した商品ラインアップを全面に押し出し、新たに「麺の明星 主食麺宣言!」と銘打ったプロモーションを大々的に展開している。

イチビキ 中村拓也社長 豆みそ・たまりNo.1の矜持を 人口減睨み業務用・海外強化

安永元年(1772年)創業の醸造・食品メーカー、イチビキ。今年6月20日付で同社社長に就いた中村拓也氏は、98年入社。

「大豆ミート」対談 マルコメ・日本製鋼所 次世代型食品へ課題と提言

健康志向が高まり、プラントベースフード(PBF)にも関心が集まる中、2023年9月に大豆ミートメーカー5社が発起人となり、「日本大豆ミート協会」が設立された。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点