明星食品は12月19日、千駄谷小学校(東京都渋谷区)で出張授業「もぐもぐClassroom」を実施した。様々なカップ麺を例に“相手に特長を伝える”ためのデザインについて学んだ後、各自でターゲットやコンセプトを考えてパッケージ作りに挑戦した。
当日は5年生42人が参加。前半の授業では「一平ちゃん」ブランドのパッケージを見てどんなイメージがわくかの質問に「おいしそう」「屋台みたい」などの声が挙がった。
パッケージデザインにおいては「多くの人に同じ特長が伝わることが重要。伝える要素として文字、写真やイラスト、色がポイントになる」(明星食品担当者)と説明する。「明星 麺神」シリーズは、本格ラーメン店のような味わいや力強さを伝えるために力強い文字フォント、麺の太さが伝わる写真、他の味と間違えない色分けなどの工夫を施していることを伝えた。
後半は各自で縦型カップ麺のパッケージをデザインした。冬休みの宿題で完成させたのち、「特長が伝わるか」「オリジナリティがあるか」などを評価したうえで、優秀作品には豪華プレゼントが贈られるという。
プロジェクトのリーダーでマーケティング本部デザインルームの宮宗耕平氏は「地域の子どもたちとの交流も地域貢献の一つ。明星のファンを作るため今後も続けていきたい」とコメント。当日は総務、広報、生産、開発、営業、マーケティングなど様々な部署の社員が参加し、子どもたちと交流を深めた。
同社は「地域とのつながりを深め、明星食品のファンを増やすこと」を目的に、22年から本社の向かいにある同小学校への出張授業を開始。年4回の実施で、第1回と第2回は「フードロス」をテーマに行った。