日本気象協会 biz tenki
加工食品菓子ネスレ日本、カカオショック...

ネスレ日本、カカオショックの値上げ基調の中「キットカット」積極投資 TVCMとデジタル広告への投資額は過去5年間で最高水準

 ネスレ日本は、チョコレート市場がカカオショックと呼ばれるカカオ豆の歴史的な高騰による値上げ基調にある中、「キットカット」に積極投資して需要を喚起している。

 2024年のTVCMとデジタル広告への投資額は、過去5年間で最高の水準を予定しているという。出稿期間は「キットカット史上最高」誕生1周年キャンペーンとしては12月までを想定する。

 その目的について、同社は「昨今のカカオショックによって、チョコレート市場全体が厳しい状況である中、TVCMやデジタルコミュニケーションに積極投資をおこなうことで、お客様にチョコレートや『キットカット』の魅力を訴求して再想起を継続的に行う中でカテゴリ全体の成長に寄与したい」(ネスレ日本)とコメントする。

赤いパッケージの「キットカット」本体
赤いパッケージの「キットカット」本体

 秋冬の「キットカット」ブランド方針は、定番の赤いパッケージの「キットカット」本体を中心に継続的なニュースの発信を掲げる。

 「キットカット」は昨年、日本発売50周年を迎え、発売以来、最大規模の製品刷新を実施して“史上最高”を謳った製品を発売している。

 今年9月以降には“史上最高”の再認知を目的に、“キットカット史上最高“と組み合わせた“よくばりダブル”関連の新製品などを続々と発売している。

 “よくばりダブル”関連新製品は「キットカット よくばりダブル オトナの甘さ 濃い抹茶&オリジナル」と「キットカット よくばりダブル オトナの甘さ ストロベリー&オリジナル」の2品。2品は9月9日に発売開始された。

 9月17日には「キットカット 鉄分補給 with ミロ」を新発売。同商品は、麦芽飲料ブランド「ミロ」とコラボレーションした鉄分補給にもなる「キットカット」。

「キットカット 鉄分補給 with ミロ」
「キットカット 鉄分補給 with ミロ」

 「『キットカット』ならではのサクッサク食感と『ミロ』ならではのシャリっとした食感のバランスを楽しめる」(ネスレ日本)という。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。