加工食品漬物長野県で漬物類品評会 205品が創意工夫競う
カナエ モノマテリアルパッケージ

長野県で漬物類品評会 205品が創意工夫競う

長野県と同県園芸特産振興展推進協議会はこのほど、「第68回漬物類品評会」を開いた。

県内の漬物メーカーらが浅漬104品、本漬101品を出品。各品は味、色、香り、歯切れの良さなどの基準で審査され、それぞれ上位11品が表彰された。

審査長は山口光彦長野県農業試験場長、審査員は宮尾茂雄東京家政大学大学院客員教授、松岡寛樹高崎健康福祉大学農学部教授らが務めた。浅漬で最高賞の農林水産大臣賞を受賞したのは「野沢菜漬コンブ味」(山田醸造)。野沢菜漬本来の風味に加え、昆布の味が加わりバランスの良い仕上がりが評価された。

「大根みそ漬」(新進漬物)
「大根みそ漬」(新進漬物)

大臣官房長賞は「本醸造醤油野沢菜漬」(やまへい)。関東農政局長賞は「野沢菜たまり漬」(くるまや)。本漬最高賞は、「大根みそ漬」(新進漬物)。従来のみそ漬けとは異なるさらっとした調味液によりみそ床の付着が少ない点や、大根のおいしさを引き出す風味、干し大根特有の歯切れの良さが評価された。続いて、「野沢菜ガパオ」(ダイマツ)、「のりわさび」(万水)が選ばれた。

審査員は、「浅漬のうち野沢菜漬は全般的にハイレベルだったが、中には塩味のバランスや成型に工夫が必要なものもみられた。しかしながら、水産加工品などとのコラボ品のほか、こんにゃくや長野の伝統野菜を使用した製品、ズッキーニを縦割りにスライスし、高齢者も食べやすくするなど、高齢化に対応した製品も印象に残った」と講評。

本漬については、「猛暑の影響で原材料のナス・きゅうりなどの皮が固く、身が柔らかいものが多くみられたものの、下処理や調味の工夫で品質を保つ努力をした点は評価できる。また、辛さを加える新たな試みとしてエスニック風味を採用するなど、新機軸の製品が複数出品された。今後、アイデアのさらなる発展に期待したい」と述べた。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。