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東北の高校生がスープのレシピ競う 優勝は8年ぶり秋田県代表 東洋水産

東洋水産は「食」に興味・関心のある東北地区の高校生を対象にしたスープのレシピコンテスト「スマイル“フード”プロジェクト in 東北2024」の決勝大会を宮城県仙台市内のホテルで開催した。

今年は10回大会を記念し8チーム(県代表6校、北東北1校、南東北1校)が参加した中、優勝は秋田県立金足農業高校のチーム「にこにこ三姉妹」による「比内地鶏の担々風クリーミーナッツスープ」に決定。秋田県代表として8年ぶりの栄誉に輝いた。来年秋、「マルちゃん」ブランドのフリーズドライ(FD)カップスープとして東北地区で発売される。

2015年にスタートし、10回目の節目を迎えた。同社グループは東北に多くの工場と営業拠点を置く縁から、食の未来を担う青少年の健全な育成と地域社会への貢献を目的に行っている。

決勝には、応募46校184チームから書類審査を通過した各県代表の6チーム(1チーム3人)と10回大会記念で選出された2チームの合計8チームが参加。審査委員長の真喜屋理恵子常務らを前に各校が作品をプレゼンテーションした後、当日ホテルのシェフが調理した作品と事前にFD化した作品の2種類で試食審査が行われた。ポイントは「おいしさ」「地域性」「独創性」「実現性」など。

地域色などアピール
地域色などアピール

その結果、優勝には秋田県立金足農業高校のチーム「にこにこ三姉妹」による「比内地鶏の担々風クリーミーナッツスープ」を選出。秋田県の郷土料理「きゃのこ汁」と「担々スープ」を掛け合わせた味わいで、地鶏だしのスープに潰した大豆を入れ、食感も楽しめるおいしさが評価の決め手となった。

準優勝は山形県立山形北高校のチーム「4A north girls」による「これぞ山形!!クリ~ミ~だだっちゃタロス~プ」、特別賞に青森県立八戸水産高校のチーム「ほっ立て!八水高Ⅲ」による「ほっこり、ほってり 青森ホタテ団子スープ」を選出した。

優勝チームは山形恋羽さん、川邉琉愛さん、嵯峨心結さんの2年生3人組。「事前に食べてもらった先生や同級生にも好評だった」「同じレシピで家族に作ってあげたい」などと喜びを語った。優勝作品は「マルちゃん」ブランドのカップ入りFDスープで商品化し、25年秋頃に東北エリアで発売。

他の出場校は「南部煎餅入り!美肌になれるお豆たっぷりクリームスープ」(岩手県立久慈東高校/とろろこんぶ)、「MIYAGI農香しそスープ」(宮城県農業高校/MIYANOUしそガール)、「福島中華。赤べこスープ」(福島県立あさか開成高校/チームスリー)、「具材たっぷり!秋田うまい茸スープ」(秋田県立能代松陽高校/あきたっこ)、「乳肉担スープ」(宮城県仙台西高校/柳山チーム)。

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