三菱食品 物流を成長ドライバーに 事業承継へ100%子会社設立 

三菱食品は11月1日付で、100%物流子会社のベスト・ロジスティクス・パートナーズ(以下、BLP)を設立する。来年4月には、三菱食品の物流事業を吸収分割によりBLPに承継することを決めた。

物流クライシスが懸念される2024年問題や、サステナビリティ実現に向けた対応が求められるなか、三菱食品が長年培ってきたオペレーションノウハウや現場管理力とデジタル技術を融合し、ロジスティクスを事業成長のドライバーとする狙い。

物流子会社BLPを設立し、食品以外の分野にも事業領域を広げることで、社会課題の解決につながる持続可能な「食品卸の枠を超えた消費財デマンドチェーン」の創出に挑戦し、「当社グループの新たな事業の柱とすべく物流事業を推進する」とした。

新会社のBLPは、資本金1億円。従業員数830人(臨時・派遣社員含む)。売上規模は1889億円(三菱食品宛売上含む)。代表取締役社長には小谷光司執行役員SCM統括統括オフィス室長が就任する。25年4月には、会社分割により三菱食品のフードサービス業態等一部を除く物流オペレーション事業を承継する。分割承継する部門売上高は1330億円(26年3月期見込み)。

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