パイン缶協会「開缶研究会」 国産・輸入29品を審査 優秀メニューも紹介

「パインアップル缶詰開缶研究会」が9月19日、都内で行われた。

品質の向上と表示基準等規格の遵守を目的に、日本パインアップル缶詰協会が実施している恒例の催し。国内で販売されている内外のパイン缶詰を持ち寄り、審査と評価が行われた。

あいさつした竹森三治専務理事は「この研究会は昭和35年から行われ、今回で65回目。日本のパイン缶詰の品質維持に貢献したと自負している」としたうえで、昨年は台風の影響から生産量が過去最低となったことを憂慮。そのうえで「今年も沖縄県では昨年の台風の影響が残り8月までの実績は平年よりもやや少ないが、秋実は順調とのことで期待している」と述べた。

この日の審査では国産・輸入品合わせて29品について評価が行われ、トータルの平均点は25点満点中17.12と昨年よりやや低下。産地別ではフィリピンが18・1と最高。沖縄は17.14だった。

懇親会では、協会主催の料理コンテストで選ばれた作品の試食も実施。最優秀賞「栄養満点とろーり鶏パイン団子のフォー」など3品が紹介された。