5.9 C
Tokyo
6.4 C
Osaka
2025 / 12 / 19 金曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料「日東紅茶 ミルクとけだす珈琲バッグ」有糖ラテに照準 キャラメルなど甘みも楽しめる2品

「日東紅茶 ミルクとけだす珈琲バッグ」有糖ラテに照準 キャラメルなど甘みも楽しめる2品

三井農林は、昨秋立ち上げた「日東紅茶 ミルクとけだす珈琲バッグ」シリーズで有糖ラテに照準を合わせて、引き続きコーヒー市場に挑む。

昨秋は同シリーズで「カフェラテ」「キャラメルラテ」の無糖ラテ2品を発売。発売後ほぼ一巡し、消費者やバイヤーから寄せられた声を集約したところ、甘みや、より満足感のある味わいを求めるニーズが顕在化。これを受け、無糖ラテ2品を「ハニーラテ」「キャラメルラテ」の有糖ラテ2品に差し換えて8月26日から新発売している。

前身の無糖ラテ2品は、どちらも消費者の飲用前のイメージと実際の味わいにギャップが生じていた。新発売の2品では、このギャップ解消を図った。

前身の「カフェラテ」について、8月21日発表した企画本部商品企画・マーケティング部商品企画室の宮尾浩司氏は「コーヒーバッグに入れられるのは、コーヒーとミルク成分のクリーミングパウダーを合わせて最大で8g程度。そのためコーヒーのコクを出しづらく、味が薄いと感じるお客様もいらっしゃった」と振り返る。

そこで、香りと甘さで満足感を出した「ハニーラテ」に差し替えた。開発にあたっては、市場でのはちみつフレーバーの人気や、ハニーラテの定着に着目した。

「紅茶や嗜好品のカテゴリーで、はちみつは定番のフレーバーになってきている。外部データを調べたところ、飲食チェーンさまでもハニーラテが売上ランキングの上位にきており、新フレーバーとして展開することにした」と説明する。

リニューアルした「ミルクとけだす珈琲バッグ」シリーズ
リニューアルした「ミルクとけだす珈琲バッグ」シリーズ

「キャラメルラテ」は無糖から有糖へとリニューアルした。「前身商品では『キャラメルの香りがついているため、甘いものをイメージして飲んだら甘さがなくてびっくりした』というご意見を多くいただいた。そのため、今回、改めて甘さのある商品として展開した方が良いと判断した」と述べる。

豆のブレンドも変更。ブラジルを中心に3種の豆を使用し、より苦味を感じられる設計に仕立てた。ミルクと合わさることで、味を引き立て合うブレンドとなっている。

コーヒーには、インスタントコーヒーではなく、引き続きレギュラーコーヒーの使用にこだわる。「市場にはインスタントコーヒーを入れているコーヒーバッグ製品もあるが、『ミルクとけだす珈琲バッグ』シリーズはレギュラーコーヒーのみを使用している。お湯を注ぐだけで、本格的なカフェラテを楽しめる」と胸を張る。

「キャラメルラテ」「ハニーラテ」はいずれも4袋入りで、希望小売価格は税抜350円。お湯につける時間は、通常は2分、濃いめの味わいにする場合は3分を推奨している。

関連記事

インタビュー特集

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。