逆光線(コラム)最近の若者に光明

最近の若者に光明

暑い夏、仕事へ向かう途中、道ばたでお年寄りが倒れていた。いま振り返るとそう断言できるが、そのときは判然としなかった。そのお年寄り、意識はあり、路上に寝転んだりブロック塀に座り直したりしていた。暑さでしんどそうなのは明白だったため、声をかけようか迷ったが、素通りしてしまった。

▼すると道路の反対側から若者がさっと駆け寄り「大丈夫ですか」と一言。それを見て反省。きびすを返し、カバンにあった未開封のスポーツドリンクを差し出すと、それを口にし「だいぶ楽になった」とボソリ。恐らく脱水状態にあったのだろう。

▼電車では席を譲る若者も散見される。ここでいう若者とは10代・20代、あるいは30代あたりを意味しており、それよりも上の世代とは異なる価値観を有しているようで、明るい兆しだと思う。

▼「若者」と十把一絡げに捉えるのは避けなければいけないが、今の若者には環境意識が高く倫理観も養われている印象を持つ。それゆえセンシティブでもあり、打たれ弱いようにも見える。食品業界は今、心のありようにも踏み込んだセルフケア商品が勃興期にある。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。