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日本アイスクリーム協会 新会長に中島英樹ロッテ社長 市場は6年で1千億円成長

一般社団法人日本アイスクリーム協会は6月7日、都内で第13回定時総会および第49回アイスクリーム類および氷菓公正取引協議会定時委員会を開催し、中島英樹ロッテ社長が新会長に、童子秀己明治取締役専務執行役員が新副会長に選任された。

23年度のアイス市場は、前年比約10%増の6千82億円と4年連続過去最高を記録し、物量も前年並みで推移、世帯当たりの支出金額についても4年連続で1万円を超えた。

松田克也会長は「2010年度に4千億円台、17年度に5千億円台に到達し、そこからわずか6年で6千億円台突破と年々勢いが加速している」とし、天候など外部環境に加えて主力商品の絶え間ないブラッシュアップ、付加価値を高めた新商品への挑戦が業界発展に寄与しているとの認識を示した。

中島新会長は「ここ13、14年で2千億円ほど市場が拡大したのは、業界関係者の皆さまの弛まぬ努力とご尽力の賜物だ。業界を取り巻くステークホルダーの皆さまからの期待も非常に大きいと感じる」とし、さらなる市場発展に向け業界一丸で取り組むことに意欲をのぞかせた。

海外展開への期待も一層高まっている。

23年度のアイスクリーム・氷菓輸出実績は約80億円で、金額・数量ともに過去最高を記録した。懇親会あいさつで須永新平農林水産省畜産局牛乳乳製品課長は、アイスクリームは味や食感の組み合わせでバリエーションを増やしやすく、幅広い年代に受け入れられている点、長期保管・流通が可能など輸出にも向いている点などを説明。

「輸出先国は香港・中国・台湾の東アジア3か国で約6割を占めている。この地域は摂取量を増やす消費者の意向が強いとする調査もあり、まだまだ拡大するとみる」と見通しており、スピード感をもってマーケットをつかんでいく重要性を指摘した。

日本アイスクリーム産業振興会の桝村聡会長(高砂香料工業社長)は「2018年にここでお話した際は、2013年から右肩上がりの市場が5千億円を超えたと話したと記憶している。5、6年でここまで成長しているのは非常に素晴らしいこと」などとし、最需期の夏に向けた期待と業界の発展を祈願して乾杯の音頭をとった。

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