12.4 C
Tokyo
12.1 C
Osaka
2025 / 12 / 18 木曜日
ログイン
English
飲料系飲料「inゼリー」初となる小中学生向け成長応援商品 「子どもにも飲ませてよいのか」の声受け開発 森永製菓

「inゼリー」初となる小中学生向け成長応援商品 「子どもにも飲ませてよいのか」の声受け開発 森永製菓

 森永製菓は「inゼリー」ブランドで初めて小学校高学年から中学生の成長期の子どもをメインターゲットにした成長応援型商品「成長期サポート グレープ」「同 アップル」を3月19日から発売している。

 ユーザーの裾野拡大と次世代ユーザーの育成が目的。

 お客様相談室に多く寄せられた“「inゼリー」を子どもにも飲ませてもよいのか”という生活者の声も開発の一因となった。

 4月8日、取材に応じたマーケティング本部健康マーケティング部ゼリーカテゴリーの椎原悠太氏は「子どもの飲用に関するお問い合わせをいただくこともあったことや、子どもと『inゼリー』の接点を増やしたい思いから、安心してお子様に飲んでいただけるものを作ろうと考えた。成長期に嬉しい栄養素を入れた上でおいしく飲めるゼリーを開発した」と話す。

 「成長期サポート」2品とも、1食分のカルシウム、ビタミンD、鉄分、ブドウ糖を配合している。

 同社独自の強みとしては栄養素の苦味などのネガティブな味わいをマスキングするフレーバリング技術を挙げる。「他のお子様用のゼリーよりも多くの栄養が入っており、クセのある風味の栄養素もおいしく飲めるように上手く隠す技術を使っている」と胸を張る。

 開けやすいキャップを採用したのも特徴。

 「子どもの頃に飲んだものや食べたものは、印象に残りやすい。早い段階で『inゼリー』ブランドに触れていただくことで、『inゼリー』に関わる時間を長くしたい」と話す。

 3月中旬以降から4月にかけては、全国のスポーツクラブや地域のスポーツチームで総計10万個のサンプリングを実施しトライアルを促進している。

 サンプリングは商品と商品特徴を分かりやすく伝える漫画の冊子をセットにしている。

 今後の注力チャネルには、スーパー・量販店・ドラッグストアを想定する。スーパー・量販店では、吊り下げ什器も用意し、複数個所での売場づくりも提案している。

関連記事

インタビュー特集

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。

日本酒「獺祭」輸出4割増 「海外トップブランドが強み」桜井社長

清酒「獺祭」の輸出が世界各国で伸びている。前9月期は総売上高213億円(前年比9%増)のうち、輸出実績(未納税含まず)は79億円、実に4割増だった。

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。