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チリ産豚肉 協定発効で対日輸出に弾み 顧客ニーズに寄り添い安定供給 信頼できるパートナーに

チリポーク(チリ豚肉協会)の幹部がこのほど来日し、日本の取引先関係者などを招き6月6日に都内で懇親会を開催。チリ産豚肉の対日輸出拡大へ、品質とおいしさをアピールした。

チリが日本へ豚肉の輸出を開始してから今年で25年。昨年には環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的協定(CPTPP)にチリが加盟したことで、豚肉の対日関税も低下。日本への豚肉輸出は、数量で前年比21%増、金額25%増と躍進した。

チリカルネ(チリ食肉輸出協会)でチリポークを担当するピア・バロス氏は、6日の会見で「日本はチリポークにとって3番目に大きなマーケットであり、とりわけ高価格帯の部位にとっては重要な市場だ」として、対日輸出拡大への意欲を表明。

「豚肉をはじめとしたチリ産の農産品は『輸出するために生まれてきた』と言われるほど輸出には力を入れている。豚肉は生産量の51%を輸出。それぞれの市場でお客様が必要とするものを学び、提供している」として、日本の顧客ニーズに寄り添う姿勢を強調した。

またチリ産豚肉の最大手サプライヤーであるアグロスーパー社のファクンド・ポロリ氏は、昨年は多くの豚肉供給国で生産量が低迷するなど世界的に環境が厳しさを増すなか、チリ産豚肉が生産量を維持したことを報告。

「昨年2月のCPTPP発効により、この1年で日本のお客様は3倍に増えた。チリの輸出企業は、難しい状況のなかでも大きな役割を果たしている」と強調した。

米国などからチルドで輸入されている豚肉の供給量が減るなか、チリ産の冷凍豚肉は価格の手ごろさもあり、円安に苦しむ日本の顧客から支持が高まっているという。

懇親会では料理研究家・ワタナベマキさんの調理実演も
懇親会では料理研究家・ワタナベマキさんの調理実演も

「四元豚をはじめ、日本のお客様が求めるものをご提供できる機会が増えている。欧米の豚肉にも負けないクオリティをご提供できることをアピールできるチャンスだ」と意気込むポロリ氏。

一方で「チリの豚肉業界は、欧米と数量で競争しようとは思っていない。彼らが量販店なら、われわれはブティック。お取引先企業に対して常に安定供給を続けることで、どんなときでも提供してくれるという信頼感を獲得したい」として、信頼できるパートナーとしてより多くの日本企業に知ってもらいたいとする考えを示した。

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