8.7 C
Tokyo
8.9 C
Osaka
2026 / 01 / 05 月曜日
ログイン
English
農水畜産業米{コメ}秋田のコメ生産者と交流 深井常務ら田植え体験 日清食品×JA全農

秋田のコメ生産者と交流 深井常務ら田植え体験 日清食品×JA全農

日清食品はこのほど、全国農業協同組合連合会(JA全農)と連携を深める一環で、秋田の米生産者との交流プロジェクトを秋田県大仙市の圃場で行った。

当日は関係者約40人が参加して田植えを実施。両者は「日清カレーメシ」の原料米などで取引関係にあるが、深井雅裕常務サプライチェーン本部長兼Well-being推進部長は「物流以外の領域でも新しい価値を生み出せないか議論を重ねている。田植えを通じてお互いの理解が深まり、取り組みが深化していくことを願っている」と話した。

日清食品とJA全農は昨年10月31日、共同物流や資材調達などに関する包括的な連携協定に調印。その中で「食と農にかかわるすべての人々のWell-beingの実現を目指す」をテーマの一つに掲げている。今回のイベントは、日清食品が生産地や生産者を深く理解する必要があると考え、「稲作生産者と交流したい」との意向をJA全農に伝えたところ、加工用米の取扱量も多いJA秋田おばこの協力が得られて実現した。

開催に先立ち、地元農家ら関係者は「大曲の花火」で有名な大仙市ならではの打ち上げ花火で歓迎。JA全農の高尾雅之常務理事は「JA秋田おばことは加工用米の長期契約を初めて締結し、日清食品をはじめ多くの取引先に供給している。日清食品とは原料米に限らず、例えば『でんぷん』や『具材』など国産の農畜産物で取り組みを広げていける可能性を感じている」とあいさつした。

田植えする深井雅裕常務(写真中央)
田植えする深井雅裕常務(写真中央)

田植えは日清食品から深井常務を含む11人ほか、JA秋田おばこ、JA全農本所、JA全農秋田県本部の関係者が参加。約1haの圃場に「あきたこまち」の苗を田植え機と手植えで次々に植えていった。

初めて田植えを体験したという深井常務は、田植えや稲を育てることの労力を引き合いに出し、「『日清カレーメシ』など商品として食べる時間はわずかだが、原料の米がどうやって作られているかを知ることで商品に対する思いも変わってくる。本当にありがたいと感じた」と話した。

次回の交流プロジェクトは未定だが、今後はJA秋田おばこに限らず、他の産地や農作物の生産者らとも交流を深めていきたい考えだ。

なお日清食品はJA全農と物流領域でトラックのラウンド輸送を実施。想定された効果(実車率+12%、拘束時間▲7%、積載率+9%、CO2排出量▲17%)が創出されているという。今回の生産者交流プロジェクトなどを通じ、同社が目指す「ステークホルダーのWell―beingの実現」に資する取り組みも推進する。

関連記事

インタビュー特集

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。

米国の認証機関として、米国輸出への総合支援に自信 認証だけでなく、企業の社会的信頼を高める仕組みづくりもサポート ペリージョンソン ホールディング(PJR) 審査登録機関

ペリージョンソン ホールディング(TEL03-5774-9510)は、ISO認証、ビジネスコンサルティング、教育・研修事業を通して顧客のサステナビリティ活動の普及に尽力。

国際的情報豊富な感覚で審査を展開 細分化したフードセクターに精通した審査員多数 SGSジャパン(SGS) 審査登録機関

SGSはスイス・ジュネーブに本拠を置き、試験・検査・認証機関としては世界最大級の規模である。世界115カ国以上に2500以上の事務所と試験所を有し、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っている検査・検証・試験認証のリーディングカンパニーである。

キンレイ「鍋焼うどん」、さらにおいしく進化 自社工場でかつお節を削り出した理由とは 50年のこだわり脈々と

キンレイの冷凍具付き麺「お水がいらない」シリーズが販売好調だ。2010年に立ち上げ、昨24年までに累計2億食以上を販売している。