鳴門塩業 近代化以降、ISO・ハラール取得 フードディフェンス対応も
1599年に入浜式塩田の地として選ばれたのは、赤穂からの技術者によるものと聞いている。その後、入浜式から枝条架に移り、72年には膜濃縮法導入に至り、近代化製塩工場として再発足したわけだが、こうした変遷に対応しつつ、専売法廃止から5年後の2002年には医薬品製造業許可を取得し局方塩工場を竣工した。
ソース 高付加価値化で活性化 健康ニーズにも対応へ
ソースメーカー各社は引き続き、主力商品のリニューアルや新商品の投入を通じ、ソースの基本価値の向上や新しい価値の提案に取り組んでいる。おいしさ、使いやすさを訴求する動きに加え、健康意識の高まりを背景に、ソースやソースメニューの健康価値を訴求する動きが広がっている。
九州卸流通特集 各社おおむね増収達成
大手卸流通企業の決算が概ね出揃った。売上高をみると伊藤忠食品が主要取引先の一部メーカーの帳合変更があったことで減収となったが、残る8社は増収を達成。なかでも増収経常増益は三菱食品、日本アクセス、日本酒類販売、旭食品となった。
中部夏季特集 PART1 新ジャンル健闘、全国平均超え
この6月1日、改正酒税法が施行された。鳴り物入りでスタートした新制度は、一部政治色を匂わせながらも、過度の価格競争や悪しき商慣習を改め、製販三層がそれぞれ適正な利益を享受する、酒類業界の健全化を促す取り決めとして、業界各方面も期待をもって迎え入れた。
キリン「生茶」下期マーケ強化 上期好調で目標上方修正
キリンビバレッジは下期(17年7~12月期)、「生茶」に追加投資し、マーケティング活動を強化して年間販売目標2千920万ケースを狙う。年間販売目標は前年同期比15%増となった上期実績を受け、昨年実績に300万ケース上乗せし上方修正。
飲料、健全な戦いで上期微増 高付加価値新商品がスマッシュヒット
飲料業界の1~6月数量ベースは前年同期比微増となった。今年の市場について14年消費増税の調整局面が続くとの見方もあり、数量ベースでフラットと見立てているメーカーが多い中で、上期はまずまずの着地となった。
にいたか屋グループ 競争力ある商品を核にリスクや時代変化へ対応
にいたか屋グループは4日、伊豆修善寺桂川でGMC会員・取引先向け説明会および懇親会を開き、グループの近況を説明した。主力のべったら漬は昨年、原料枯渇によりかつてない苦境に立たされた。
味の素九州支社 田原貴之支社長に聞く 家庭・業務用合計で前年超え
味の素九州支社は14日、福岡市のホテルニューオータニ博多で、「17年秋季味の素グループ施策商談会」を開催。九州地区の卸店、量販店など得意先297人が来場した。
中四国スーパー各社 出店抑制、既存店は不振 販管費増で減益傾向に
中国地方に展開する上場スーパーの第1四半期(3~5月)連結業績は4社が増収、営業利益が増えたのは2社にとどまった。今期は多くのスーパーが新規出店を抑制する傾向にあり、その一方で店舗の改装に力を注いでいる。
ヤマキ「だし屋の鍋」強化 歴史上の人物をフックに
ヤマキは家庭用新商品を8月21日から全国で発売する。「だしで味わうだし屋の鍋」シリーズに新しい切り口の「こくだし味噌鍋つゆ」と新しいメニューを提案する「うどん寄せ鍋つゆ」を追加。ストレートタイプの鍋つゆの展開を強化する。ふりかけ、食べる煮干の新商品も投入する。
乾麺商戦 決戦の7月迎える 市場は前年並み~微減予想か
乾麺商戦がピークを迎えた。4~5月は平年並みでスタートし、5月下旬には30℃を超える暑い日が続き、前年を超える勢いで6月に突入したものの、梅雨入り後はブレーキがかかっている。
食中毒防止対策 重要な日常管理の徹底 過信・油断が大きなリスクに HACCPにも対応
食品に微生物や毒物などの危険な要素が入っていると、その影響は人体に直接症状として出てくる。急性の場合は嘔吐や下痢として発症する。慢性の場合は症状が徐々に出てくることがある。
業務用冷凍食品 16年業務用市場盛り返し
16年度の業務用冷凍食品市場は前年よりやや盛り返した模様だ。数字は切り取る部分によって変わるが、日本冷凍食品協会の調べでは15年度の業務用国内生産量が前年比96・9%だったのに対し、昨年は101・6%と前年を超えた。
氷糖商戦 まさかの“前年並み”着地か 最悪シーズンの翌年も…
今年の氷糖商戦は“前年並み”で終了しそうだ。昨年は梅の品質も悪く、出荷タイミングも早すぎるなど「例年にないほど悪すぎた」と不遇の環境を嘆いて終幕。その中で迎えた今シーズンだけに普通に戦うだけで昨年実績は優に超えるはずだった、ところである。
塩版 塩と暮らしを結ぶ運動 TOKYOウオーク2017に出展
塩と暮らしを結ぶ運動推進協議会は8日に開催されたTOKYOウオーク2017に出展した。同協議会は「ひとりひとりにちょうどよくたのしくかしこく“塩を知り塩と暮らす”」をキーワードに、暮らしに欠かせない塩について理解を深めてもらうための活動(愛称くらしお)。
家庭用塩 和食文化の礎、業界挙げて価値再構築を
家庭で消費する塩の量は年々縮小傾向にある。いよいよ日本の総人口そのものが後退局面に入り、少子高齢化により食需要総体が伸び悩む中、食事の根幹を成す塩も伸びる構図にない。
アイスクリーム、5千億円市場目前も厳しさ続く生産現場
日本アイスクリーム協会の発表によると、アイスクリーム類の16年度(4~3月)市場規模は4千939億円、前年比6.3%増となり、史上最高売上高を4年連続して更新した。4つの種類区分ではいずれも前年を上回り、9つの形態区分でもすべてが前年を上回った。
食品機械製造のタカハシ 新社長・髙橋晃氏に聞く 「タカハシの裁断機」堅調
食品機械の製造・販売および修理、さらに特殊機械の設計・製作を業務内容とするタカハシ。食材の特性や加工方法に合わせた機械や設備を開発することはもちろん、ユーザーの要望にきめ細かく応えるオリジナル仕様についても積極的に対応。
安定成長続く家庭用チーズ 懸念材料は日欧EPA
2016年度の家庭用チーズ市場は前年比5%増(プロセスチーズ2%増、ナチュラルチーズ9%増)と好調に推移した。引き続き家飲みや内食志向を背景とする底堅い需要に支えられているものと見られ、ナチュラルチーズ(以下NC)ではカマンベール、モッツァレラ、粉など、プロセスチーズ(以下PC)ではベビー、6Pといった値頃感のあるおつまみ系商品が牽引役となっている。
菓子卸・丸高商会50周年記念式典 「メーカーファースト主義」徹底
茨城県を代表する菓子卸・丸高商会は創立50周年を迎え、6月9日、石岡市のホテルグランマリアージュで記念式典を開催した。得意先小売業や卸、メーカー、社員など含めて205人が出席し盛大に祝った。