17.6 C
Tokyo
16.6 C
Osaka
2025 / 12 / 01 月曜日
ログイン
English
その他SDGs農業学ぶゲーム開発 名古屋学芸大学が東海農政局と連携強化
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

農業学ぶゲーム開発 名古屋学芸大学が東海農政局と連携強化

食育について学ぶカードゲームを開発するなど食育教材づくりに取り組む名古屋学芸大学は5月27日、活動のさらなる促進を目指して東海農政局と包括的連携協力に関する協定書を締結した。

同大のメディア造形学部や管理栄養学部の学生らが、22年に開催された「第17回食育推進全国大会inあいち」で食育について学ぶ体験ブースを出展した。その経験から、誰でも学べる食育教材の開発を目指すため、子どもたちだけでも遊びながら学べるボードゲーム「シャーベル冒険記」を開発した。ストーリーを進めることで主食、主菜、副菜の大切さについて学ぶことができる。東海農政局とも教材開発を通じた交流がきっかけとなり、今回の連携協定につながった。

協定書の署名式では、同大の杉浦康夫学長と東海農政局の森重樹局長らが出席した。森局長は「協力をより継続的に発展していくように協定を締結した。講師の派遣や統計データの提供、活用のアドバイス、セミナーの開催など、時代の転換点にある農業について学生たちに理解を深めてもらうきっかけにしたい」と話し、杉浦学長は「地域社会との連携は人材育成のため大変重要なことと考えている。学生が学び、地域貢献の場が広がっていくことを期待している」とあいさつした。

宇佐見さん㊧の説明でゲームを体験する学生と局員
宇佐見さん㊧の説明でゲームを体験する学生と局員

続いて、農業について対戦形式で学ぶ新しいカードゲーム「ノウカサバイバー」もお披露目され、学生と東海農政局の局員によるテストプレイで紹介した。ゲームの開発者の一人で、同大メディア造形学部を今年卒業した宇佐見百加さんは「カードで農業経営しお金を稼ぐゲームで、中にはドクロのついた環境に悪影響を与えるカードもあり、ドクロがたまってゲームオーバーになることもある。これからも楽しいから学びたいと思えるカードゲームを広めていきたい」と話した。

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点