日本気象協会 biz tenki
加工食品乾麺・乾物「穴あきは若摘みの印」 有...

「穴あきは若摘みの印」 有明のり 都内で品質PR 福岡県

福岡県はこのほど、東京都千代田区の「なだ万福岡別邸」でメディア向けイベントを開催した。福岡有明のりを使った料理を振る舞ったほか、福岡県や有明海、有明のりの特徴を伝えるプレゼンテーションなどを行った。

福岡有明のりの特徴について、福岡有明海漁業協同組合連合会の西田裕一業務部次長は以下のように語った。

  ◇  ◇

有明海は福岡・佐賀・熊本・長崎の4県に囲まれた海。福岡県では大川市・柳川市・みやま市の沿岸近くにある漁場で、今年は416軒の生産者が海苔養殖をしている。

福岡県の有明海区には、九州最大の河川である筑後川と、同じく一級河川の矢部川から豊富な栄養分が流れ込む。最大6mの干満差を利用した支柱式養殖により、アミノ酸を多く含んだ柔らかい海苔が育つ。

海苔は2期作で、4月から生産準備が始まる。春から秋は牡蠣殻の中で海苔を育てる。9月から1か月かけて1漁家当たり平均2千200本、7~12mの支柱を海に立てていく。10月に採苗(種付け)。そこから23日後に2期作目の網を確保するためマイナス30度の冷凍庫に入れ、30日後には1期作目を初摘み、12月いっぱい収穫する。次に2期作目の冷凍網を海に張り込み、4月まで収穫が続く。

口溶けの良さに特徴のある一番摘みの海苔は1年に2回しか採れない。生産量全体の約10%で、年間11億枚とすると1億枚ほど。漁師が量よりも品質にこだわった結果だ。

海苔は約3分の1が食物繊維で、エイコサペンタエン酸(EPA)やタウリンなども含み、栄養面でも優れている。女性にも食べていただきたい。

  ◇  ◇

海苔を使った独創的なメニューが並んだ
海苔を使った独創的なメニューが並んだ

続いて焼きたて海苔の試食を行い、「一番摘みは穴が空いているのが若摘みでおいしい印」と話した。

また柳川市観光課観光地域づくり係の金子直道氏がスピーチ。「川下り」「季節の花々」といった観光資源のほか、大河ドラマの主役抜擢に期待がかかる柳川城主・立花宗茂など観光誘致につながる同市の魅力を伝えた。

なだ万が提供したコース料理には、「福岡有明のりみるく豆腐 旨だし餡」の小鉢や煮物「桜道明寺蒸し 福岡有明のり餡」など有明のりをふんだんに使ったメニューが並んだ。

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。