逆光線(コラム)安かろうは…
カナエ モノマテリアルパッケージ

安かろうは…

今年1月末、地元のタクシー会社が倒産した。コロナ禍で需要が減少した影響で業績が悪化。人員不足なども重なりコロナ収束後も回復が見込めず資金繰りが逼迫したためという。迎車料金無料が売りで、我が家も家族の通院に一時期頻繁に利用していただけに残念な気持ちで一報を聞いた。

▼先日、久しぶりに訪れる取材先への道中、以前利用したことのあるタクシー会社に連絡したところ、申し訳なさそうに迎車料金がアップしたことを伝えられた。年初の倒産劇を思い出し、やはりサービスに対する適切な対価というものを、提供する側も受ける側もきちんと認識する必要を感じた。

▼タクシーばかりではない。都市部から離れるほどにアクセスは不便になり、数少ないバス路線も減便や廃業せざるを得ない状況になっている。昨今の物流問題では、いずれモノが運べなくなると危惧されているが、それよりも前に人が運べなくなりそうだ。

▼さて冒頭のタクシー会社、倒産のニュースのコメント欄を見るとドライバーへの苦言の多いこと。やはり安いには理由があったということか。

関連記事

インタビュー特集

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。