業務用食品卸・三給は2月21日、岡崎中央総合公園総合体育館で「2024サンキューフェア」を開催した。当日は、給食事業者を中心に関係各方面から500人を招待。メーカー約80社が出展し、今春夏の新商品や注力商品を提案した。
開会式では今年1月1日付で就任した齋藤哲取締役社長があいさつ。「弊社のお客様の約9割以上が給食業態。キッズや学校給食、社員食堂、高齢者施設・病院などがあるが、特にメディケアと呼ばれる高齢者施設・病院とキッズ市場で売上の約5割を占めている。
メディケアの現場の人手不足は深刻化しており、介護度や病状によって提供する食事も様々。朝食などの提供が非常に困難になっている。人手不足に対応できるような商品をぜひご提案いただければと思う。キッズに関してはアレルギーを持つお子さんが増えている。そこに対応できる商品をぜひご提案いただきたい。多くのお客様に、展示会に来て良かったと、喜んで帰っていただけたらと思う」と出展者に呼びかけた。
出展ブースではメーカー各社が春夏新商品をはじめ、簡便・時短メニューや汎用性の高い食材・調味料、高齢者向けやアレルゲン対応商材などを取り揃え来場者にアピールした。
三給の子会社で中食・外食向け食品製造・販売を手掛けるヒカリでは、地場食材を使った惣菜を中心にイチ押しメニューを紹介。また、昨年から新たに販売を開始した、串カツなどの市販用小容量パックの冷凍食品も取り揃えた。