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加工食品チルド「日清焼そばU.F.O」チルドで登場 「バリュー・プライシングを追求」日清食品チルド
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

「日清焼そばU.F.O」チルドで登場 「バリュー・プライシングを追求」日清食品チルド

日清食品チルドは、24年春夏シーズンに向け、高付加価値ブランドによる新規需要の創出を推進するため、即席麺の有名ブランドを活用した「チルド 日清焼そばU.F.O. 2人前」や、ヒット商品「日清Spa王」喫茶店シリーズの新フレーバー「マイルドカレースパ 2人前」などを発売する。発表会の席上、伊地知稔彦社長は「24年はインフレ基調の中でブランドを軸に生活者が求める付加価値を追求し、バリュー・プライシングに転換していきたい」と語った。

家庭用チルド麺の市況について、伊地知社長は「23年度のマーケットサイズは2千306億円、前年比約3%増を見込む(インテージSCIデータより推定)。ただし、2年連続で価格改定した影響もあり食数ベースは約2%減を想定。当社では『行列のできる店のラーメン』『日清Spa王』『麺の達人・スープの達人』『日清のどん兵衛 具材シリーズ』などブランド商品の動きが良かった」。

春夏商品の開発方針は延安良夫取締役マーケティング部長が説明。直近2回の価格改定を経て、「チルド麺は単価アップしたものの、購入率と購入数の減少が課題」と指摘。「コモディティな3食から、付加価値型の2食へシフトが必要」「購入率が低いネクストユーザー(40代以下)の開拓が重要」と述べた。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「チルド 日清焼そばU.F.O 2人前」(日清食品チルド)

24年は「チルド麺の正念場」に位置付け、春夏は①「続シン・ラーメンプロジェクト」、②「もっと店頭エンタメ化」を推進する。①は昨年9月に賞味期限を60日間に延長した「行列のできる店のラーメン」のラインアップをさらに拡充。②では話題性のある大型ブランド投入とキッチンカーの全国展開、夏季商材における新規提案とキャンペーンなどを計画。

新商品の目玉は「チルド 日清焼そばU.F.O. 2人前」だ。「やっぱり、チルドもうまかった」をキャッチコピーに、カップ焼そば№1ブランド「日清焼そばU.F.O.」の味わいをチルド焼そばにアレンジした。1食で麺量195gのボリュームも特長。またキッチンカーや店頭の試食販売を積極的に展開。個性的なソースの香りで食欲を刺激する。価格は380円(税別、以下同)。伊地知社長は「商談では小売業の方から非常にご評価いただけた。付加価値ある商品として、特にネクストユーザーを獲得していきたい」と期待を寄せる。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「日清Spa王 喫茶店のマイルドカレースパ 2人前」(日清食品チルド)

「日清Spa王」喫茶店シリーズが計画比600%とヒットしている。昔懐かしい味わい、もっちり食感の太麺、フライパン一つの簡単調理などが人気の秘訣だ。今春はファミリー層をターゲットに「マイルドカレースパ 2人前」を投入。辛みを抑えたまろやかでコク深いカレーソースに、特製の太麺がよく絡む。420円。

「アウトドアスパイス ほりにし監修焼そば 2人前」は、大人気スパイス「ほりにし」監修のオリジナル焼そば。爽やかでスパイシーな粉末ソースが絶妙な仕上がりで、通常の食事だけでなくアウトドアにもぴったりの味わい。350円。

一方、「行列のできる店のラーメン」は昨年9月に賞味期限を60日間に延長したが、24年春は対象商品を同ブランドの「冷し担々麺」「冷し中華」、さらには「冷たいトマトのラーメン」などにも広げる。素材タイプの「麺の達人 もっちり生ラーメン 3~4人前」などは現行の50日間から70日間に延長する。

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