長野県の発酵食品産業団体と企業からなるコンソーシアム「発酵バレーNAGANO」は11月24、25日、ホテルメトロポリタン長野でキックオフイベントを開催した。イベント、展示会、商品開発、広報活動、観光ツーリズム、産学官など様々な連携を通じて“発酵長寿県、長野”の認知拡大を図る。
発酵バレーNAGANOは県内8つの発酵食品産業団体と企業が連携し、同県が誇る発酵食の魅力を広く国内外に発信し、「NAGANOと言えば、発酵・長寿県」というブランドの確立を目指す。
11月24日の「和食の日」(いい日本食の日)には構成メンバーが一堂に集結。内閣審議官の西経子氏による「発酵バレーNAGANOへの期待」と題する基調講演や、「発酵長寿県 NAGANOのために産学官連携で何ができるか」をテーマにパネルディスカッションを行った。翌25日はみそやチーズなど発酵食品の手作り体験や展示即売会を行った。
24日のイベント冒頭、主催者あいさつに立った長野県味噌工業協同組合連合会の青木時男理事長は「全国に先駆けて発酵に特化した、他に例を見ないユニークな組織になる。素晴らしい食文化に恵まれた長野県の良さを国内はもとより世界へも発信していきたい」と抱負を述べた。
構成メンバーは次の通り。長野県味噌工業協同組合連合会、長野県酒造組合、長野県ワイン協会、長野県醤油工業協同組合連合会、長野県漬物協同組合、長野県納豆組合、内堀醸造、アトリエ・ド・フロマージュ。