イタリア北部で造られるスパークリングワインのひとつ「フランチャコルタ」の祭典「フランチャコルタデー2023」が、11月7日に都内のホテルで開催された。
伊フランチャコルタ協会によるこの催しに、35のワイナリーが集結。来場した飲食店オーナーやホテルのソムリエ、百貨店バイヤーなど約200人にアピールした。
フランチャコルタは、伊ロンバルディ州東部にある地域、ワインの製法、そしてワイン自体を意味する名称。120以上のワイナリーで造られており、瓶内二次発酵で18か月以上熟成させることが製法として定められている。
伊藤忠食品は国内独占販売権を持つブランド「ベルルッキ」を出展。1961年に初めてフランチャコルタを製造したパイオニアである同社が保有する自社農園は地域全体の約20%に及び、生産量・品質とも安定した製品供給を続ける。
この日行われた「インポーターズミーティング」で主催者を代表してあいさつした協会のシルヴィア―ノ・ブレシャニーニ氏は「フランチャコルタは持続可能性と生物多様性を強く意識しており、土壌を含めた環境の保持によりワインの品質向上に尽力している」と述べた。
「ベルルッキ」のブースでは、洗練されたエレガンスをまとう「‘61ナチューレ」と、12月からリニューアル発売する「‘61ロゼ」を提案。伊本国から輸出部長のレオナルド・モチェッティ氏も駆けつけ、その魅力を来場者にアピールした。
伊藤忠食品では、レストランをはじめとした飲食店や小売店への営業を強化。ブランド認知向上と売上拡大を図る方針だ。