チョコの中に柿の種がギッシリ詰まった「柿の種チョコ」が人気  高まる需要へ製造ライン効率化で増産体制構築  フルタ製菓

 フルタ製菓は12月をめどに「生クリームチョコ」に次ぐチョコ大袋の柱商品の「柿の種チョコ」の増産体制を構築する。

 「柿の種チョコ」はチョコの中に柿の種がギッシリ詰まったもの。2011年の発売開始以来、着実に売上を伸ばしている。

 2年前にはTV番組の企画で一流パティシエが選ぶファミリーパック菓子のランキングで1位に選ばれると人気沸騰し、現在も成長している。ただし、近年は供給体制に限りがあることから全ての需要に応え切れない状態となっている。

 「1度食べていただけると、かなり高い確率でリピーターになって下さる。生産量に限りがあるためお客様から“どこで売っているのか”のお問合せを一番多くいただく商品」と語るのは、11月2日取材に応じた乾重一営業本部顧問。

 人気の理由は柿の種をアクセントとした甘さ一辺倒ではない味わいにある。

 「大人の男性からも好まれ“甘じょっぱくてお酒のアテになる”とのお声や、1つ食べるともう1つ食べたくなる連食性もあるため“やみつきになりやすい”とのお声が寄せられている」という。

 高いポテンシャルが見込めることから、さらなる規模拡大を目指し、約1年かけて美原工場(大阪市堺市)の既存製造ラインを刷新。効率化を図るべく見直しを行い、12月をめどに増産体制を構築する。