明治は、発売50周年を迎える「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドから新たに「明治ブルガリアヨーグルト コンパクトシリーズ」計6品を発売した。1人でも食べきれる手軽さが最大のポイント。単身世帯の増加による個食ニーズの高まりや、家族間で食事の時間帯が異なる「バラバラ食べ」など、多様化する食シーンに対応する。
食べるタイプでは、同社のプレーンヨーグルトでは初の容量となる「明治ブルガリアヨーグルト LB81プレーン」「同 脂肪0」(各税込み141円、180g)の2品を発売。飲むタイプでは、これまであった900g容量を廃止し、新たに「明治ブルガリアのむヨーグルトプレーン LB81」をはじめ400g容量を計4品展開する。
3日の発表会に臨んだグローバルデイリー事業本部発酵マーケティング部の中村哲也部長は、新シリーズの狙いについて単身世帯の増加やコロナ禍を経て在宅勤務やテレワークの増加を背景に食シーンが多様化し個食ニーズが高まったと説明。
ヨーグルトについても「1人で食べ切るのが難しい」「容器に移すのが手間」など個食ニーズが高まったことから、「環境の変化にいち早く対応し、消費者に満足してもらいたい」との思いで新シリーズの展開に至ったという。
今後の商品戦略については「これまでは食卓の真ん中にあって、家族とシェアすることを前提としていた。今後は個食ニーズに対応し一人一人の満足度に貢献する。50年前から常に最先端ニーズを汲み取って、新たな価値を提供してきたブランドの姿勢はこれからの未来も変わらない」などとし、50周年を機にブランドのさらなる成長に意欲を示した。
コンパクトシリーズでは新商品として素材の味わいを最大限引き出した「明治ブルガリアのむヨーグルトプレーン LB81 贅沢なコク」ほか、10月10日からカルシウム・鉄分・食物繊維を配合し、摂りたい栄養素とフルーツのおいしさが味わえる「同 栄養素シリーズ」(ベリーミックスプラスカルシウムと鉄分/フルーツミックス+食物繊維)も発売する(すべて税込235円)。