8.2 C
Tokyo
8 C
Osaka
2026 / 02 / 04 水曜日
ログイン
English
トップニュースベビーフード 大手各社が値上げも外出増加で市場伸長

ベビーフード 大手各社が値上げも外出増加で市場伸長

日本ベビーフード協議会の発表によると、22年度(1~12月)のベビー加工食品(ベビーフード・おやつ・ベビー飲料含む)生産量は、標準小売価格ベースで前年比2%増(重量0.3%増)で推移した。

食品業界の値上げが相次ぐなか、ベビーフードメーカー各社も原材料価格、資材・エネルギー費などの上昇を背景に価格改定を実施したが、「価格改定直後は特に影響が見られたものの、外出増加などを背景に想定程の大きな落ち込みには至らなかった」とする声が多く聞かれた。その一方で、価格を維持した競合商品との価格差が一部で影響した。

20年度はコロナ禍の外出需要減少を背景にやや落ち込みをみせたが、21年度は外出の復活を機に回復。今年度もさらなる外出増加を背景に市場は成長を維持した。

ベビーフードの形態は大きくレトルトパウチ、レトルトカップ、飲料に分けられるが、22年度はいずれも前年から伸長した。飲料やレトルトカップは、コロナ禍で減少した外出機会が回復したことが影響。市場シェアの大きいレトルトパウチは、コロナ禍で家事負担が増えたことなどを背景に、温めて皿に移すだけといった簡便性の高さが改めて支持されたとみられる。23年度に入ってからもこの動きは継続し、キャップを開ければすぐに食べられるジュレタイプのおやつも伸長している。

各社の値上げは、森永乳業が昨年10月に「ジュレ」シリーズの対象商品11品を約6.3%、キユーピーは11月にベビーフード・幼児食を参考小売価格で2~15%値上げした。アサヒグループ食品も同月「和光堂」ブランド(オープン価格)を値上げし、雪印ビーンスタークは今年4月にベビーフード28品を希望小売価格で4.6~6.3%値上げした。

今後の価格政策については「野菜もずっと上がっている。価格改定した分はすでに上がってしまったが、次の価格改定はないと思っている」(メーカー)とする声など、依然厳しい状況にあるが、現時点では再値上げの動きはみられていない。

厳重な品質管理や安全面や楽しさの工夫を凝らしたパッケージなどベビーフードの価値を考えると、現行の価格は各メーカーの多大な企業努力のもと成り立っているといえる。

関連記事

インタビュー特集

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。

食品産業センター 荒川隆理事長に聞く 「食サス」設立でサステナ課題深掘り フードサプライチェーン全体の連携で

日本の食品産業は、国内外から調達された農畜水産物を原料として、健康で豊かな生活を送るために必要な加工食品を安定的に製造・供給する産業として発展してきた。

小川珈琲、バリスタ育成とコーヒー産地での活動に先駆的に取り組みブランド力向上 基盤強固に新事業を展開 宇田吉範社長CEOが意欲

9月1日から現職の宇田吉範代表取締役社長/CEOは、バリスタとコーヒー産地での活動に先駆的に取り組み、小川珈琲のブランド力を引き上げた立役者。