8.1 C
Tokyo
2.9 C
Osaka
2025 / 12 / 04 木曜日
ログイン
English
加工食品砂糖大東製糖 9/1清澄白河にオープン 「Farm to Me SUGAR FACTORY」 パンと料理のマリアージュ
2025台湾食品調達商談会 in Osaka by 台湾貿易センター

大東製糖 9/1清澄白河にオープン 「Farm to Me SUGAR FACTORY」 パンと料理のマリアージュ

含蜜糖のトップメーカー・大東製糖(千葉市美浜区、木村成克社長)は9月1日、東京・清澄白河の隅田川沿いにベーカリー&レストラン「Farm to Me SUGAR FACTORY」をオープンする。同社が2007年より運営し、食べログ百名店やパン屋大賞に選ばれたベーカリー「カーラ・アウレリア」を一新したもので、店名には「食を通して消費者と自然・産地(=Farm)との懸け橋となり、食の啓蒙拠点となることを目指す」との思いを込めた。

ベーカリーは、前身の「カーラ・アウレリア」を16年にわたり率いた藤枝敏郎シェフが監修している。バゲット、カンパーニュ、ライブレッド、ブリオッシュ、高加水パンの5つをキーブレッドに選定。産地の生産者を訪問し、国産小麦粉など安心・安全な材料を一から見直し使用する。大東製糖の含蜜糖を使用し、まろやかな味や保湿性・褐色化といった機能性を活かしたパン・焼き菓子作りとしている。

レストランは、地産地消のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」(山形県鶴岡市)の奥田政行シェフが監修。日本各地の食材を活かし、パンや紅茶によく合う料理をコース仕立てで提供する。また、大東製糖が種子島で自ら生産・収穫するさとうきびからできた砂糖やお酢、ラム酒を活かした料理・商品を提案し、砂糖(さとうきび)の新たな使い方や魅力情報の発信にも繋げる。

オープンにあたり記者発表に挑んだ木村社長は「Farm to Meの建物は日本を代表する建築家・新居千秋氏によるバイオフィリア(自然との共生)のコンセプトを取り入れた。自然や季節の移り変わりを感じていただきながら食を楽しみ、ゆったりとした時間を過ごしていただきたい」と抱負を語った。

【店舗の概要】
 ▽店名=Farm to Me SUGAR FACTORY▽住所=東京都江東区常盤1-4-4(地下鉄・清澄白河駅徒歩6分、森下駅徒歩7分)▽営業時間=ベーカリー:8:30~18:00(火曜日定休)、レストラン:11:00~16:00、18:00~21:00(火曜日・水曜日定休)▽フロア=1階:ベーカリー、2階:個室&ラボキッチン、3階:レストラン(38席・1個室8席)▽運営=ナピネス(大東製糖グループ)

関連記事

インタビュー特集

日清オイリオ久野社長 価格改定の早期完遂目指す 家庭用、中長期視点で強化

日清オイリオグループの久野貴久社長は、喫緊の課題として価格改定の早期完遂と、ホームユース(家庭用油)の販売強化に取り組む方針を示した。

J-オイルミルズ春山社長 次元の異なるコスト環境 油脂、価格引き上げ急ぐ

J-オイルミルズの春山裕一郎社長執行役員CEOは、油脂のコスト環境が悪化する中で、「価格改定の浸透を急ぐ」方針をあらためて強調した。

新潟・葵酒造、2年目は自社栽培米で仕込む 「Domaine Aoi」始動 「日本酒になじみがない方にも」青木代表

「飲むことで幸せを感じられるような日本酒を提供していきたい」と話すのは葵酒造(新潟県長岡市)の青木里沙代表取締役。昨年冬、JR長岡駅からほど近い場所に位置する創業160年超の旧高橋酒造から事業を引き継ぎいだ。

カゴメ次期社長 奥谷晴信氏 国内、新たな成長軸を模索 国際、M&Aも視野に成長を

カゴメの次期社長(2026年1月1日付)に内定した奥谷晴信現取締役常務執行役員(一部既報)。アジア事業カンパニーやグローバルコンシューマー事業部、国際事業本部などキャリアの多くを国際事業に携わってきたが、21年以降は国内事業でも手腕を発揮。

ウーケ 花畑佳史社長 パックごはん、第4工場が来春本格稼働 国内外に新規拡大増やす

利便性と品質向上により、年々市場を拡大するパックごはん。最近はコメ価格高騰の影響や防災食への利用増加が相まって、需要はさらに伸びている。

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点