8月3日「2023年秋・冬ネタマッチ合同記者発表会」が開催された。同発表会は、8社(キユーピー、理研ビタミン、ミツカングループ、丸大食品、ヤマサ醤油、ロッテ、湖池屋、おやつカンパニー)が参加し、メディア向けにイチ押し商品を紹介した。
3部制に分かれて各社登壇し、2部には菓子カテゴリー3社が秋冬の注力商品について説明した。
▽ロッテ=8月22日に発売する「スウィーティガム」(9枚、オープン価格)、「マスカットガム」(同)、発売40周年を迎え8月1日にリニューアルした「ブラックブラック粒ワンプッシュボトル」(140g、オープン価格)を展示。
直近のガム市場は5~6月、8%増と復調の兆しをみせ、今後さらに活性化するためには「板ガム」が一翼を担うとみている。昨年復刻版の板ガムを発売したところレトロブームもあり、懐かしむ世代に加え若年層からも支持を得てSNSなどでも話題になったことを理由とした。
また、ガムの棚に板ガムを置くことで、面白さやバラエティ感が加わり活性化につながると捉えている。
▽湖池屋=7月24日に全国発売した新ブランド「The素材のご馳走」シリーズを展示。創業当時つまみ菓子を製造していたことから原点に立ち返った商品で、今では高付加価値スナック市場を確立した湖池屋が、原点のつまみと融合させた新ブランド。日中の喫食シーンが高いスナックを、夜に喫食される大人のプレミアムチップスとして新しい家飲みの選択肢として創造する。
フレーバーは厚切りのじゃがいもをじっくり揚げて芋の旨味を凝縮した「ポテト塩とごま油」、海老まるごとを練り込んだ「海老」、チーズをふんだんに練り込んだ「チーズ」の3種。3種のフレーバーごとにタレントの相葉雅紀さんを起用した新CMも全国で放映されている。
▽おやつカンパニー=主力ブランド「ベビースター」は発売から65年目を迎えた。ブランド認知率は97.1%と高いが、離反率が高いことを課題とし、スナック売場はニュートラルな状態で足を運ぶ消費者が多いカテゴリーであることを背景に、ブランドノイズを生み出すことで想起率を上げていくことに重きを置く。
ブランドを想起させるために消費者との接点を増やし、23年7月度も29社の他業種とコラボを実施。今期も昨年度を上回るコラボを予定し、「#こんなとこにもベビースター」をコンセプトに年間を通して一貫したコミュニケーションを続けていく。
展示会場では、スナック菓子メーカー同士のコラボで「ベビースターポテトチップス(チキン風味)」(山芳製菓)、「ベビースタードデカイラーメンわさビーフ味」(おやつカンパニー)など様々なコラボ商品が紹介された。