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流通・飲食中食・惣菜カネ美食品 寺山雅也社長 10年先見据え投資を 惣菜の可能性は無限大

カネ美食品 寺山雅也社長 10年先見据え投資を 惣菜の可能性は無限大

愛知県の惣菜メーカー・カネ美食品。中部エリアを中心としたアピタ・ピアゴにテナントの総合惣菜店「Kanemi」、全国の百貨店ではおいしさや見栄えの良さなど五感で味わえる洋風惣菜店「eashion」などを展開する。からあげグランプリで金賞を受賞した「でら旨!国産むね塩唐揚げ」をはじめ、ブームに先駆けて開発した韓国風海苔巻き「キンパ」などおいしさに加え、ニーズを捉えた商品を提供し高い支持を得ている。

今年5月に行われた株主総会で園部明義前社長(現会長)から寺山雅也新社長に経営を受け継ぎ、さらなる進化に向けた取り組みが進められている。

寺山社長は、99年にドン・キホーテに入社し、ディスカウントストアのビッグワンや長崎屋に出向し、店舗やエリアの経営・運営に携わってきた。19年には、ダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」を展開するUDリテールに出向し、豊田エリア・ミリオンスター支社長、岐阜エリア・ミリオンスター支社長に就任するなど手腕を発揮してきた。

寺山社長は「お客様の目線、売り手の目線、この両方の目線をバランス良く考えていくことが大切だと考えている。売上や利益を伸ばしていくために売るべきものを売っていく一方、お客様をないがしろにしない商品の提供が必要」と話す。

また、「カネ美食品は、真面目で誠意のあるものづくりをしている会社だと感じるが、販促に課題がありブランドのイメージが確立していない。商品の価値をどう伝えていくのか考えていかなければならない」。

さらに、近年市場が拡大している冷凍食品については「新事業に取り組むにあたって、方向性を定めていくべき。人材の確保が難しくなってきているテナントやeashionに対し、足場固めのための冷凍技術活用から、業務用としての商品提供、最終的に他社と差別化した家庭用商品を開発できるかなどのステップを踏んでいく必要がある」としている。

主力の惣菜事業について「例えば唐揚げだけの店舗でも出店でき、フォーマットの可能性は無限大。そのことをお客様、ディベロッパーにも知ってもらい、立地に合った最適な店舗が提案できる惣菜事業会社となれるよう、カネ美食品のイメージをブランディングする必要がある。10年先を見据え、5年先、3年先、今やるべきことをやっていくため、人財投資やシステム投資などいろんなものに投資を進めていく」と意気込みを話している。

  ◇  ◇

寺山雅也氏(てらやま・まさや) 1974年6月2日生まれ。99年ドン・キホーテ入社、2009年ビッグワン出向、10年長崎屋出向、19年UDリテール出向、23年4月1日カネ美食品執行役員社長補佐、5月24日付で現職。

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